えのきとにんにくを使った、疲労回復レシピをご紹介します。
料理研究家の木田マリさんが考案した、「エノキタケとニンニクの特製ダレ」です。
TBSテレビの「この差って何ですか?」で話題になりました。
- 疲労回復に効く作り置き
にんにくの風味が食欲をそそる、濃厚でコクがあるタレ。
いろいろな料理と相性がいいので、作り置きしておくとすごく便利です。
また、同番組によると、えのきは、ご飯や炭水化物などの糖質と一緒に食べると疲労回復に効果的。
そして、そこにニンニクを合わせるとさらに効果がアップするそうですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」2019年1月15日放映)
えのきとにんにくの疲労回復効果
まずは、えのきとにんにくの健康効果についてお伝えします。
えのきとにんにくを糖分と一緒に摂ると、疲労回復の効果が期待できるそうです。
同番組によると、糖分は、ただ摂るだけでは身体のエネルギーになりにくいそうなんです。
糖分がエネルギーに変わるためには、ビタミンB1が必要。
きのこには、ビタミンB1が含まれているそうです。
えのきはビタミンB1が豊富
第一工業大学自然環境工学科教授の吉本博明さんによると、きのこの中でビタミンB1が特に多いのは、えのき。
ですから、えのきが最も疲労回復効果が高いそうです。
にんにくを一緒に摂ると効果アップ
さらに、にんにくも一緒に摂るとさらに効果がアップします。
理由は、にんにくに含まれるビタミンB6が、えのきに含まれるビタミンB1の働きを助けてくれるから。
えのきとにんにくを一緒に摂ることで、吸収した糖からより多くのエネルギーを作れるそうですよ。
きのこ類は冷凍保存がおすすめ
ところで、吉本さんによると、きのこは、冷凍保存することで栄養をより吸収しやすくなるそうです。
きのこを冷凍すると、細胞を守っている壁が壊れて、中に閉じ込められていた栄養成分が外に出てくるためです。
吉本さんは、「健康が気になる人は、冷凍保存することをおすすめします」と仰っていました。
また、きのこを冷凍すると、栄養だけではなく、旨味もアップします。
詳しくは、「えのきの冷凍保存法。冷凍のプロのおすすめです。」という記事をご覧ください。
えのきとにんにくの疲労回復レシピ
それでは、木田マリさんの「エノキタケとニンニクの特製ダレ」のレシピをご紹介します。
ちなみに、木田さんは、日本きのこ学会の評議員もされていて、また、きのこ料理のレシピ本「からだにおいしいきのこ料理115」の著者でもあります。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
えのきたけ | 1袋(200g) |
長ねぎ | 50g |
おろしにんにく | 5g |
砂糖 | 小さじ1 |
醤油 | 大さじ3 |
ごま油 | 大さじ1 |
- えのきを細かく切り、長ねぎをみじん切りにする。
- えのきを耐熱ボールに入れ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- 2に、おろしにんにく・砂糖・醤油・1の長ねぎを入れる。
- フライパンにごま油を入れ、1分ほど温めてアツアツにし、3に回しかけたらできあがり。
冷蔵庫で5日ほど保存できる。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず、えのき(1袋:200g)を細かく切り、長ねぎ(50g:1/2本弱)をみじん切りにします。
【工程2】
次に、えのきを耐熱ボールに入れ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱します。
【工程3】
えのきをチンしたら、おろしにんにく(5g)・砂糖(小さじ1)・醤油(大さじ3)・長ねぎ(50g)を入れます。
混ぜずに、のせるだけでOKです。
【工程4】
続いて、フライパンにごま油(大さじ1)を入れ、1分ほど温めてアツアツにします。
そして、アツアツのごま油を回しかけ、よく混ぜたら完成です。
ごま油は、長ねぎとおろしにんにく目掛けて、かけると良いそうです。
アツアツのごま油をかけると、ねぎとにんにくの香りがよりいっそう引き立ちます。
このタレは、こってりとした濃厚な味で、クセになる美味しさです。
にんにくとごま油の風味が効いていて、さまざまな料理と相性抜群です。
作り置きした時の日持ち
この万能ダレは、作り置きにも向いています。
日持ちは、冷蔵で5日くらいです。
いろいろな食べ方
番組によれば、このタレは、豆腐や蒸し鶏、餃子やご飯などにかけても合うそうです。
考案者の木田さんのおすすめは、お餅。
「お餅は焼いても良いが、茹でたりレンジでチンすると、タレがよく絡んでより美味しい」と仰っていました。
さっそく試してみたところ、たしかにお餅にぴったりです。
熱々のトロっとしたお餅に、濃厚なタレがよく馴染んで、とても美味しくいただけますよ。
ちなみに、お餅をレンジでチンする手順は、次の通り。
餅(2個)を耐熱容器に入れ、餅が浸るくらいの水を加え、ラップをせずに電子レンジ(500w)で2分30秒加熱したら完成です。
是非お試しください。