
チョコレートを使った甘酒のレシピをご紹介します。
チョコレートの専門家、戸田中央総合病院の椎名一紀先生が考案した「チョコレート甘酒」です。
免疫力アップに効く飲み物として、テレビ朝日の「林修の今でしょ!講座」で話題になりました。
チョコ&甘酒で免疫力アップ!
椎名さんによると、高カカオチョコレートと酒粕甘酒を合わせると、Wの効果で免疫力UPが期待できるそうです。
高カカオチョコレートは、食べ過ぎなければ、健康にとても良いそうですよ。
1日の摂取量の目安は、25g以下。
板チョコだとだいたい半分くらいです。
「チョコレート甘酒」は、ビターチョコのほろ苦さがよく合う、すっきりとした甘さのドリンクです。
ちょっと一息つきたい時の飲み物として、健康志向の方におすすめです。
チョコレートの栄養についても、合わせてお伝えします。
(一部情報元:テレビ朝日「林修の今でしょ講座」2019年1月29日放映)
チョコレートの栄養

まずは、チョコレートの栄養についてお伝えします。
椎名さんによると、チョコレートには、次のような健康効果があります。
- 強い抗酸化作用があり、免疫力をアップさせる
- 肌の酸化を防ぐ
- 食物繊維が豊富で腸に良い
チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」には、強い抗酸化作用があり、免疫力をアップさせる効果が期待できるそうです。
具体的には、風邪を予防したり、肝臓の働きを高めて基礎代謝を上げたり、悪玉コレステロールの蓄積を抑えたり、肌を老けさせない効果があるそうです。
チョコが肌に良いというのは、ちょっと意外かもしれません。チョコを食べるとニキビができる、よく言われることですよね。
でも実は、このチョコとニキビという話には、医学的根拠はまったくないそうです。
またチョコは、食物繊維が豊富なので、腸の調子を整える効果も期待できるとのことです。
高カカオチョコを小分けにして食べる
ところで、チョコの健康効果を期待するのであれば、高カカオチョコレートを小分けにして少しずつ食べるのがおすすめだそうです。
高カカオチョコレートとは、カカオ分が70%以上のチョコのこと。
カカオポリフェノールが豊富に含まれているため、高い免疫力UP効果が期待できるそうです。
なんと赤ワインの約5倍ものポリフェノールが含まれているそうですよ。
また、高カカオチョコレートは、少しずつマメに食べるのが良いようです。
健康効果の高い「カカオポリフェノール」は、実は代謝が早いのだそうです。
チョコレートの理想的な1日の摂取量は、すでにお伝えした通り25g。
ですから、高カカオチョコレート(25g)を、1日5回(5gずつ)に分けて食べると良いということになります。
チョコレート甘酒のレシピ

それでは、免疫力アップの効果が期待できる「チョコレート甘酒」のレシピをご紹介します。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
高カカオチョコレート※ | 適量 |
酒粕 | 適量 |
※カカオ分が70%以上のチョコレート
- 酒粕で甘酒を作り、砂糖の代わりにチョコレートを溶かしたらできあがり。(チョコと酒粕の分量は下の文中参照。)
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、酒粕で甘酒を作ります。
ごく一般的な酒粕甘酒(1人分)は、酒粕(40g程度)と水(200ml程度)で作ります。
最初にこれらを鍋に入れます。
ちなみに「酒粕甘酒の詳しい作り方」は、リンク先を参考にしてください。健康効果も合わせて解説しています。
今回のようにチョコレートを入れない場合は、砂糖(15gくらい)で甘みを付け、おろししょうが(適量)で風味付けすると美味しいです。

酒粕と水を鍋に入れたら、好みの量のチョコレートを加え、火にかけます。
すでにお伝えした通り、チョコの理想的な1日の摂取量は25g以下です。
ですから、全量を一度に飲む場合は、チョコの量を25g以下におさえるといいです。
ちなみに、酒粕(40g)と水(200ml)で作った甘酒に、カカオ分70%のチョコレート(25g)を溶かすと、かなり甘さ控えめになります。
私はこの分量で十分美味しいと思いますが、甘いのがお好きな方は、酒粕と水の量を減らすのがおすすめです。

酒粕とチョコレートを溶かしたら完成です。

ビターチョコのほろ苦さと甘酒の風味が意外にもよく合います。
すっきりとした甘さの飲みやすい甘酒ですよ。