
超具だくさんな、きな粉スープのレシピ3品をご紹介します。
おかず感覚で食べられるスープ。
フジテレビの「梅ズバ」で話題になりました。
同番組によると、きな粉は、今注目のアンチエイジング食材の1つなんだそうです。
その理由は、きな粉に豊富に含まれる食物繊維にあります。
きな粉は、大豆食品の中でも食物繊維がトップクラス。
東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科の市原淳弘教授によると、きな粉は食物繊維を多く含んでいるので、老化の原因の1つである血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるそうです。
さて、きな粉スープのレシピを考案したのは、ファッション&ライフスタイルプロデューサーのAtsushiさん。
Atsushiさんは、野菜ソムリエや漢方の知識をいかした、美味しくて体に良いスープを開発している方で、「魔法の即ヤセ低糖質スープ」をはじめとするレシピ本の著者でもあります。
今回ご紹介するスープは、どれも美味しいです。
「きな粉とかぼちゃのポタージュ」は、すっきりとした甘さの味わい深いポタージュ。
「チリコンカン風きな粉スープ」は、濃厚で旨みたっぷりな具だくさんスープ。
「豆乳味噌きな粉スープ」は、優しい味わいの和テイストのスープです。
(一部情報元:フジテレビ「梅沢富美男のズバッと聞きます!」2019年2月6日放映)
きな粉とかぼちゃのポタージュ

最初にご紹介するのは「きな粉とかぼちゃのポタージュ」のレシピです。
Atsushiさんによると、かぼちゃは抗酸化作用のあるβカロテンが豊富なので、アンチエイジングや風邪予防に良いそうです。
かぼちゃ | 1/8個 |
玉ねぎ | 1/2個 |
きな粉 | 大さじ4 |
固形コンソメ※ | 2個 |
豆乳 | 300cc |
水 | 200cc |
オリーブオイル | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
※固形コンソメが無い場合は、顆粒コンソメ10.6g×2(大さじ1強×2)で代用可。
- かぼちゃと玉ねぎを適当な大きさに切り、耐熱皿にのせてラップをし、電子レンジで6分加熱する。
- 材料すべてをミキサーにかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、かぼちゃ(1/8個)と玉ねぎ(1/2個)を適当な大きさに切り、耐熱皿にのせてラップをし、電子レンジ(600w)で6分加熱します。
レンジを使って野菜に火を通すと、時短になります。

【工程2】
次に、かぼちゃと玉ねぎをミキサーに入れ、きな粉(大さじ4)・固形コンソメ(2個)・豆乳(300cc)・水(200cc)・オリーブオイル(小さじ1)・塩(少々)を加え、ミキサーにかけます。
固形コンソメがない場合は、コンソメ1個につき、顆粒コンソメ10.6g(大さじ1強)で代用できます。
コンソメ2個分だと、21.2g(大さじ2強)です。

ポタージュスープを器に注ぎ、お好みでパセリ(分量外)を散らしたら完成です。
きな粉の香ばしさが加わることで、甘さがすっきりとしますし、風味もアップします。
味わい深いポタージュスープです。
かぼちゃの甘みが嫌いな男性にもウケそうですよ。

このスープは、作り置きするのもいいです。
レシピ通りに作ると、少し多めの4人分くらいの量ができます。
(あとに紹介する2品も、副菜にした場合の4人分くらいの量ができます。)
日持ちは、冷蔵保存で4日くらいです。
チリコンカン風きな粉スープ

次にご紹介するのは「チリコンカン風きな粉スープ」のレシピです。
このチリコンカンは、インゲン豆の代わりにきな粉を使うのでとても簡単です。
牛ひき肉 | 150g |
玉ねぎ | 1個 |
セロリ | 1本 |
にんにく | 2片 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
きな粉 | 大さじ4 |
カレー粉 | 大さじ1 |
トマト缶 | 1缶 |
固形コンソメ | 2個 |
水 | 100cc |
塩こしょう | 少々 |
※固形コンソメが無い場合は、顆粒コンソメ10.6g×2(大さじ1強×2)で代用可。
- 玉ねぎとセロリ(少し付いた葉ごと)とにんにくをみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、牛ひき肉・玉ねぎ・セロリ・にんにくを炒める。
肉の色が変わったらAを加え、4分ほど煮る。きな粉とカレー粉を加えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、玉ねぎ(1個)とセロリ(1本)とにんにく(2片)をみじん切りにします。
セロリは、少し残った葉ごとみじん切りにすると良いようです。

【工程2】
次に、鍋にオリーブオイル(大さじ1)を熱し、牛ひき肉(150g)・玉ねぎ・セロリ・にんにくを炒めます。

肉の色が変わったら、Aを加えます。
Aは、トマト缶(1缶)・固形コンソメ(2個)・水(100cc)・塩こしょう(少々)です。
固形コンソメ(2個)は、顆粒コンソメ(21.2g:大さじ2強)で代用できます。

そして、4分ほど煮ます。

4分経ったら、きな粉(大さじ4)とカレー粉(大さじ1)を加えます。
インゲン豆の代わりにきな粉を使うと、豆を煮込んで作ったようなチリコンカンができます。

軽くひと煮立ちさせたら完成です。

濃厚で旨みたっぷりな、具だくさんスープです。
それぞれの食材がお互いの味を引き立てていて、とても美味しいです。
口に入れたときに、まず最初に感じるのは、牛肉と玉ねぎの旨み、それとカレー粉のスパイシーさ。
そして、きな粉の柔らかな甘みやトマトの酸味が後からやってきて、味に深みを持たせています。
調理時間10分とは思えないほど、本格的なレシピです。
おすすめです。

このお料理は、スープとは言え、メインのおかずにしても良いくらい存在感があるので、作り置きしておくと便利です。
日持ちは、冷蔵保存で5日くらいと考えると良いと思います。
豆乳味噌きな粉スープ

最後にご紹介するのは「豆乳味噌きな粉スープ」のレシピです。
豚ひき肉 | 150g |
玉ねぎ | 1個 |
しめじ | 100g |
にんにく | 1片 |
ごま油 | 大さじ1 |
豆乳 | 500cc |
きな粉 | 大さじ4 |
顆粒昆布だし | 8g |
味噌 | 大さじ1 |
塩麹 | 大さじ1 |
- 玉ねぎとにんにくを薄切りにし、しめじの石づきを取ってほぐす。
- 鍋にごま油を熱し、豚ひき肉・玉ねぎ・にんにくを炒める。
肉の色が変わったら、しめじと豆乳を加え、ひと煮立ちさせる。
Aを加えたらできあがり。お好みでパセリのみじん切りをトッピングする。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、玉ねぎ(1個)とにんにく(1片)を薄切りにし、しめじ(100g)の石づきを取ってほぐします。

【工程2】
次に、鍋にごま油(大さじ1)を熱し、豚ひき肉(150g)・玉ねぎ・にんにくを炒めます。

肉の色が変わったら、しめじと豆乳(500cc)を加え、ひと煮立ちさせます。
豆乳を加えたら、あまりグラグラ煮すぎない方がいいです。
さっと温めるくらいで、しめじには火が通ります。

続いて、Aを加えます。
Aは、きな粉(大さじ4)・顆粒昆布だし(8g)・味噌(大さじ1)・塩麹(大さじ1)です。

そして、軽くひと煮立ちさせたら完成です。

スープを器に盛り、お好みでパセリのみじん切り(分量外)を散らしていただきます。
きな粉の香ばしさと豆乳のまろやかさがよく合います。
和テイストの、落ち着いた深みのあるスープ。
プルプルした食感のシメジと、シャキシャキの玉ねぎも美味しいです。
豆乳好きにおすすめの、優しい味わいのスープです。

このお料理も作り置きにぴったりです。
日持ちは、冷蔵保存で4日くらいと考えてください。