
寒天ご飯の炊き方と、その効果をご紹介します。
寒天ご飯とは、ご飯に棒寒天(角寒天)を混ぜるだけの簡単レシピ。
寒天に詳しい、東京警察病院の整形外科医 澤田彰史さんによると、便秘解消や血糖値の抑制、ダイエットなどに効果があるそうです。
実際に食べてみると、味と匂いはまったく変わりません。
食感は少しだけツルンとしますが、じゅうぶんアリです。
普通のご飯と同じように、美味しくいただけますよ。
(一部情報元:TBSテレビ「ジョブチューン」2019年2月9日放映)
寒天の効果

澤田さんによると、寒天は、とても多くの食物繊維が含んでいる上に、吸水性も非常に高いのだそうです。
寒天は、自分自身の重さの100倍以上の水を吸収するんだとか。
そして、水分をたくさん吸収した食物繊維を食べることは、とても健康に良いそうです。
澤田さんによると、寒天を食べることで期待できる健康効果は次の4つです。
- 肥満防止
- 便秘解消
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- 悪玉コレステロールの減少
寒天の詳しい健康効果については、「寒天味噌汁」の記事で紹介しています。
そちらもぜひご覧ください。
寒天を1日に食べる量

寒天を食べる量は、1日に2g程度で良いそうです。
棒寒天(角寒天)は1本8gくらいですから、その1/4です。
それくらいの量であれば毎日ムリなく食べられますね。
続いて、寒天ご飯の炊き方をご紹介します。
寒天ご飯の炊き方

「ジョブチューン」で話題になった、料理研究家の小菅陽子さんが考案した「寒天入りご飯」のレシピです。
小菅さんは、寒天料理を20年以上研究している寒天の専門家。

「0kcalからの寒天デザート」などの料理本を出されています。
小菅さんによると、寒天を入れることで、古くなったパサついた米でも食感がアップするそうですよ。
材料
棒寒天(角寒天) | 1/2本(4g) |
米 | 2合 |
水 | 400cc |
作り方
- 寒天を水(分量外)に15分ほどつけて戻し、水気をしっかり絞り、手で小さくちぎる。
- 米を研いでザルに上げ、炊飯器に入れ、水(400cc)と1を加える。
普通の炊いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、寒天を水(分量外)に15分ほどつけて戻し、水気をしっかり絞り、手で小さくちぎります。

【工程2】
次に、米(2合)を研いでザルに上げ、炊飯器に入れ、水(400cc)と寒天を加えます。
これを普通に炊いたら完成です。
ちなみに、棒寒天が無い場合は、粉寒天(適量)で代用しても良いと思います。

炊き上がりは、ご飯がツヤツヤしています。

寒天は無味無臭なので、寒天ご飯の味にまったく違和感はありません。
食感もほとんど変わりませんが、寒天のツルッとした感触をほのかに感じます。
ご飯つぶが寒天で薄くコーティングされることで、そうした食感がプラスされるのだと思います。
とは言え、白米ご飯と同じように、普通に美味しくいただけますよ。
これでダイエットできるのなら、なんのストレスもありません。
寒天ご飯、おすすめです。