
丸ごとの牡蠣を具材にした、ジューシーな餃子のレシピをご紹介します。
料理研究家の栗原心平さんが考案した「プリップリ牡蠣餃子」です。
テレビ東京の人気料理番組、「男子ごはん」で話題になりました。
牡蠣の旨味をぎゅっと閉じ込めた餃子で、おつゆもたっぷり。
一口食べると、牡蠣の風味がジュワーっと広がります。
ジューシーに仕上げる秘訣は、牡蠣を丸ごと餃子の皮に包んで蒸し焼きにすること。
水分を逃さず、プリップリに仕上げます。
牡蠣のダシがしっかり効いた、上品な味わいの餃子ですよ。
(一部情報元:テレビ東京「男子ごはん」2019年2月17日放映)
牡蠣餃子のレシピ

「プリップリ牡蠣餃子」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
牡蠣 | 小20個 |
餃子の皮(大判) | 1袋(20枚) |
片栗粉・水・サラダ油・ごま油 | 各適量 |
鶏ももひき肉 | 150g |
ニラ | 1束(120g) |
しいたけ | 1〜2個(30g) |
しょうが | 大1片 |
オイスターソース | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
片栗粉 | 小さじ1 |
味噌 | 大さじ1と1/2 |
すし酢 | 大さじ1 |
豆板醬 | 小さじ1/2 |
- 牡蠣をさっと水洗いし、片栗粉を揉み込む。流水できれいに洗い流し、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
- ニラを細かく刻み、しいたけとしょうがをみじん切りにする。
- 餃子の餡の材料をボールに入れ、よく混ぜる。
- 餃子の皮の真ん中に3を少なめに薄く広げる。
1をのせ、皮のフチに水を付け、半分に折ってぴったり閉じる。 - 4の底面に片栗粉を付け、フライパンに7〜8個並べ、強火にかけ、サラダ油(大さじ1/2)を上から回しかける。
パチパチ音がしたら、水(75cc)を加えてフタをして、蒸し焼きにする。
水分が無くなり焼き目が付いたら、ごま油を回しかけ、皿に取り出す。
残りの餃子も同様に焼く。 - タレの材料混ぜて添えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
最初に、牡蠣の下処理をします。
まず、牡蠣(小20個)を軽く水洗いします。
使用する牡蠣の大きさは、5センチくらいがおすすめです。

次に、牡蠣に片栗粉(適量)を揉み込みます。
片栗粉の量は、小さじ2くらいで十分です。
牡蠣に片栗粉を揉み込むと、牡蠣に付着している汚れや臭みが取れます。

続いて、牡蠣の表面を流水できれいに洗い流します。

そして、牡蠣の水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
これで牡蠣の下処理はお終いです。

【工程2】
次に、ニラ(1束:120g)を細かく刻み、しいたけ(1〜2個:30g)としょうが(大1片)をみじん切りにします。

【工程3】
続いて、餡の材料をボールに入れ、よく混ぜます。
餡の材料は、鶏ももひき肉(150g)・ニラ・しいたけ・しょうが・オイスターソース(大さじ1)・醤油(大さじ1)・酒(大さじ1)、砂糖(大さじ1/2)、片栗粉(小さじ1)です。
これで、餃子の餡ができました。

【工程4】
次に、餃子の皮の真ん中に、餡を少なめに薄く広げます。(写真左下)
続いて、餡の上に牡蠣を1粒のせ、餃子の皮のフチの周りに水を付けます。(写真右下)
そして、半分に折り、餃子の皮のフチをぴったり閉じます。(写真中央)
この餃子は、皮にヒダを作らず、ぴったり閉じるだけなので、包むのがラクチンです。

【工程5】
次に、餃子の底面に片栗粉(適量)を付け、フライパンに7〜8個並べ、強火にかけます。
餃子の底面に片栗粉を付けると、カリッと焼き上がります。

火にかけたらすぐに、サラダ油(大さじ1/2)を上から回しかけます。

そして、パチパチ音がしてきたら(フライパンが十分に温まったら)、水(75cc)を加えます。

水を加えたらすぐにフタをして、蒸し焼きにします。

フライパンの水分が無くなり、餃子の底面にしっかり焼き目が付いたら、ごま油(適量)を回しかけます。

これで餃子が焼けました。
皿に取り出す時は、餃子に皿をかぶせ、フライパンごとひっくり返すと簡単です。
あとは、残りの餃子も同じようにして焼きます。
1回につき7〜8個ずつ焼き、その都度、同じ量のサラダ油(大さじ1/2)・水(75cc)・ごま油(適量)を使います。

【工程6】
最後に、タレの材料を混ぜます。
タレの材料は、味噌(大さじ1と1/2)・すし酢(大さじ1)・豆板醬(小さじ1/2)です。
栗原さんによると、このタレは、ごく普通の餃子にも合うそうです。

餃子にタレを添えたら完成です。
この牡蠣餃子は、味わいが優しいのが特徴です。
豚肉やニンニクなどの存在感が強い食材は使わずに、さっぱりとした鶏肉を使います。
そして、ポイントは隠し味の生姜。
生姜の風味が、全体をすっきりとまとめてくれるので、和食のような穏やかな味に仕上がります。
餃子に合うお酒といえば一般的にはビールを思い浮かべますが、この牡蠣餃子に限っては、ビールというよりも日本酒です。
餡の味がマイルドなので、芳醇な日本酒とよく合います。
スープたっぷりの牡蠣餃子。
牡蠣の味を堪能したいなら、ぜひ試していただきたいレシピです。
美味しいですよ。
最後に、テレビで話題になったレシピの中から、牡蠣の人気レシピ1品と、餃子の人気レシピ4品を合わせてご紹介します。
牡蠣の人気レシピ1品
まずは、牡蠣を使ったレシピの中から、厳選した1品をご紹介します。
牡蠣ポテトフライ

「牡蠣ポテトフライ」
めちゃめちゃ美味しい牡蠣のレシピです。
細切りのジャガイモを衣にした、カキフライ。
ソースも塩も足さずに、牡蠣に含まれる塩分だけでいただきます。
牡蠣のトロっとした食感はそのままに、衣はサクサク。
食感のコントラストが素晴らしいです。
ぜひ、できたての熱々をお召し上がりください。
伝説の家政婦こと、タサン志麻さんのレシピ餃子の人気レシピ4品
続いてご紹介するのは餃子の人気レシピ。
特に人気が高いのは次の4品です。
豆苗餃子

きゃべつやニラの代わりに豆苗をたっぷり使った餃子です。
豆苗特有の青臭さはまったくなく、普通の餃子と同じくらい食べやすいのが特徴。
しっかりしたコクと旨味があり、とても美味しいです。
棒餃子

こちらもゆうこりんのレシピです。
棒状にしたタネを皮で巻くだけなので、とても簡単に作れます。
食感は、柔らかくてジューシー。
タネにチーズや梅などを加えると、いろいろな味が楽しめます。
円盤餃子

この餃子は、タネを1個ずつ包む手間がかかりません。
皮の上に餡をのせて、さらにもう1枚の皮をその上にかぶせるだけです。
皮の上面はカリッとしていて香ばしく、また餡はとてもジューシー。
超時短レシピですが、1個ずつ包んだ餃子と変わらない美味しさです。
料理研究家のあまこようこさんのレシピ
エビ餃子

「エビ餃子」
こちらは栗原さんのレシピ。
具材は、エビの他に、レタスや豚ひき肉など。
エビやレタスは比較的あっさりとしていますが、そこに豚肉の脂が加わることで、食べ応えが増し、とても美味しくいただけます。
また、ニンニクを一切使わないので人に会う前でも気兼ねなく食べられます。
余った餃子の皮で作るレシピ2品
最後に、余った餃子の皮で作るレシピを2つご紹介します。
マヨチップス

餃子の皮にマヨネーズを塗ってコショウを振り、オーブントースターで2分加熱したら出来上がり。
表面のマヨネーズが程よく焦げて、食欲をそそります。
お酒のおつまみにもぴったりのレシピです。
餃子の皮のピザ

フライパン、ホットプレート、トースター、オーブン、グリル。
これらを使った、5パターンの簡単ピザレシピです。
もちろん、すべて餃子の皮で作ります。
焦げ目をつけたいときや、大人数で食べるときなど、状況に応じて使い分けると便利です。