
ホットサラダの超時短レシピをご紹介します。
人気サラダ専門店「EVERYTHING SALAD 青山」でメニュー開発を手がける、川島克恵さんが考案した「フライパンで30秒!アルデンテ蒸し」です。
NHKの「あさイチ」で話題になりました。
その名の通り、たったの30秒で完成するサラダで、アルミホイルを使ってフライパンでアルデンテ(歯ごたえが残るくらい)に蒸し上げます。
野菜の旨味がぎゅっと詰まった、とても美味しいホットサラダができますよ。
ちなみに、ホットサラダとは、野菜を蒸したり焼いたりして温めていただくお料理です。
記事の最後では、ホットサラダにぴったりなホットドレッシングのレシピを2品、ホットサラダのレシピをもう4品ご紹介しています。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2019年2月26日放映)
ホットサラダの作り方

「フライパンで30秒!アルデンテ蒸し」のレシピです。
ちなみに、「EVERYTHING SALAD 青山」のホットサラダは、スチームコンベクションという専用の機械で蒸すそうですが、家庭ではそれはムリ。
ですから、このレシピは、フライパンを使って、それに近い仕上がりになるよう工夫されています。
かぶ | 30g(中1/3個) |
ブロッコリー | 55g(2房) |
スナップエンドウ | 15g(2個) |
水 | 大さじ2 |
塩 | ひとつまみ |
- かぶの茎を10センチほど残して切り落とし、皮付きのまま縦8等分に切る。ブロッコリーを小房に分け、スナップえんどうの筋を取る。
- フライパンのフタの内側全体をアルミホイルで覆う。(下の写真参照。)
- フライパンに水と塩を入れ、強火にかける。
- 沸騰したら、重ならないように野菜を並べ、2のフタをして30秒間蒸したらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、かぶ(30g:中1/3個)の茎を10センチほど残して切り落とし、皮付きのまま縦8等分に切ります。
そして、ブロッコリー(55g:2房)を小房に分け、スナップえんどう(15g:2個)の筋を取ります。
ブロッコリーを小房に分ける方法
野菜は火が通りにくいものほど小さく切ります。
火の通りにくいカブは小さめに、ブロッコリーはそれよりも少し大きめに、スナップエンドウは切らずにそのまま使います。

【工程2】
次に、フライパンのフタの内側をアルミホイルで包み、全体を覆います。

【工程3】
続いて、フライパンに水(大さじ2)と塩(ひとつまみ)を入れ、強火にかけます。

【工程4】
沸騰したら、カブ(30g)・ブロッコリー(55g)・スナップエンドウ(15g)を重ならないように並べます。

そしてすぐにフタをして、30秒間蒸します。
野菜を蒸し焼きにする時は、フライパンのフタの内側にアルミホイルをかぶせます。
アルミホイルで内側を覆うと、フライパンの中が高温になるので、蒸し野菜が短時間で美味しく仕上がります。
アルミホイルでフタの内側を覆うと、フタに付いた水滴が冷えにくくなるので、内部を高温のままキープできるというわけです。

蒸し上がりは、緑色が鮮やかでツヤツヤしています。

野菜の旨味がしっかりと感じられる、とても美味しいホットサラダです。
塩気がほど良く効いているので、何もかけずにそのまま食べられます。
色が鮮やかで、食感もとてもいいですよ。
野菜の量を増やす場合

ところで、先のレシピは、1人分を短時間で作れるようになっていますが、野菜の量をもっと増やしたい場合は、下の表を参考にしてください。
野菜100gにつき、加熱時間は30秒です。
野菜の量が増えれば、それに応じて、水と塩の量も増やします。
野菜の量 | 水の量 | 塩の量 | 加熱時間 |
---|---|---|---|
100g | 大さじ2 | ひとつまみ | 30秒 |
200g | 大さじ3 | ひとつまみ | 1分 |
300g | 大さじ4 | ふたつまみ | 1分30秒 |

野菜の量を増やす場合も、重ならないようにフライパンに並べて蒸します。
他の野菜でもOK

また上のレシピでは、カブやブロッコリー、スナップエンドウを使っていますが、他の野菜でも作れます。
上のレシピに向かないのは、ごぼう・パプリカ・なす・ズッキーニなど。
アクの強い野菜や水分の多い夏野菜は、美味しくできないのでおすすめできないそうです。
逆に、こうした野菜以外であれば、バリエーションはいくらでも増やせますよ。
中でも特におすすめなのは、冒頭で紹介した「カブ・ブロッコリー・スナップエンドウ」や、「アスパラガス・葉の花」といった組み合わせだそうです。
また「れんこん・かぼちゃ・さつまいも」といった根菜類も相性が良いとのことです。
野菜の名前 | 使い方 |
---|---|
カブ | 8等分に切る |
ブロッコリー | 小房に分ける |
スナップエンドウ | 筋を取る |
アスパラガス | 根元を切り落とす |
菜の花 | |
れんこん | 5mmくらいの厚さに切る |
かぼちゃ | |
さつまいも |
これらの野菜の使い方を参考に、いろいろな種類の野菜で試してみてください。
ホットサラダのレシピあと4品
次に、ホットサラダのレシピをあと4品ご紹介します。
ホットポテトサラダ

こちらもNHKの「あさイチ」で話題になったお料理。
温かいポテトサラダのレシピです。
ホクホクのポテトサラダと、もっちりとしたポテトサラダの2種類を紹介しています。
どちらも電子レンジで簡単に調理できます。
電子レンジの専門家、肥後温子さんのレシピねぎとおかかのごま油がけ

長ネギの簡単レンジレシピです。
ねぎの優しい甘みに、ごま油と醤油、かつお節の風味がよく合います。
長ねぎごま油醤油かつお節
ねぎのツナマヨ和え

長ネギのレンジレシピをもう一つ。
ツナマヨで和えると、ねぎがさらに食べやすくなります。
長ねぎツナ缶マヨネーズこしょう醤油
パプリカのホットサラダ

塩鮭と玉ねぎをパプリカに詰めて、フライパンで焼いたホットサラダ。
マヨネーズの風味が鮭とよく合います。
手づかみで豪快にガブッとどうぞ。
最後に、ホットドレッシングのレシピを2品ご紹介します。
ホットドレッシングの作り方
ホットサラダにぴったりな、ホットドレッシングのレシピを2つご紹介します。
どちらも、NHK「あさイチ」で話題になりました。
ホットドレッシングをかければ、ホットサラダを温かいまま美味しく食べられます。
簡単に作れるので、こちらも是非参考にしてください。
ラクレット風チーズソース
広尾にあるイタリア料理の名店「メログラーノ」のオーナーシェフ、後藤祐司さんが考案した、「ラクレット風チーズソース」です。
チーズがとろける熱々ドレッシング。
にんじんやカブなどの根菜や、ブロッコリーなどのホクホクした野菜との相性が抜群とのことです。
カマンベールチーズ | 100g(1箱) |
牛乳 | 150ml |
市販の粉末ポタージュスープ | 1/2袋(クルトンは取り除く) |
にんじん | 3cm |
ブロッコリー | 2房 |
カブ(6等分) | 2個 |
- にんじんは縦半分に切り、ブロッコリー・かぶと一緒に柔らかくなるまでゆでる。
- カマンベールチーズの表面(外側の堅い部分)を切り落とす。
- 小さめのフライパンまたは鍋に牛乳を入れて、弱火にかける。温まったら、粉末ポタージュスープを加えて、ゴムべらで混ぜながらとろみをつける。
2を加え、溶けるまで混ぜる。 - 1を皿に盛り、3をかけたらできあがり。
和風ホットうまみダレ
続いてご紹介するのは、和食の人気店「日本橋ゆかり」の店主、野永喜三夫さんの「和風ホットうまみダレ」です。
かつお節をポン酢醤油で味付けしたドレッシング。
薄切りにした大根やレンコンなどのシャキシャキ野菜に合うそうですよ。
削り節 | 1袋(2から3g) |
ポン酢しょうゆ | 大さじ3 |
サラダ油 | 大さじ1 |
れんこん | 100g |
にんじん | 80g |
大根 | 100g |
里芋(大) | 1個(100g) |
じゃがいも(メークイン) | 1個 |
ごぼう | 50g |
さやいんげん | 4本 |
生しいたけ | 2枚 |
- れんこん、にんじん、大根は皮付きのまま3mmの厚さのいちょう切りにする。
里芋、じゃがいもは皮をむき、3mmの厚さの半月形にする。
ごぼうは皮付きのまま3mmの厚さの斜め切りにする。
さやいんげんは3cmの長さに切る。
生しいたけは軸を取って、縦に6等分に切る。 - 1の野菜を耐熱皿に並べてラップし、電子レンジ(600w)に約5分間かけたら、3分間そのままおいて蒸らす。
- 削り節は、袋ごと手でもんで細かくする。
- フライパンに3を入れ、弱火でかき混ぜながら香りが出るまで空炒りする。
ポン酢しょうゆとサラダ油を加え、とろみやつやが出るまで煮詰める。 - 火を止めて、2の野菜を加えて和えたらできあがり。
どちらも名店のシェフのレシピです。
こちらも是非参考にしてください。