
チンジャオロース(青椒肉絲)の簡単おすすめレシピをご紹介します。
中華料理の人気店「美虎」のオーナーシェフ、五十嵐美幸さんが考案した「青椒肉絲」。
日本テレビの「ヒルナンデス」で話題になりました。
豚肉とピーマンに、たけのことエリンギを加えた、王道のチンジャオロース。
醤油ベースの味付けに酢の酸味をプラスして、肉の旨みをアップさせます。
また、幅広い食感を楽しめるのもこの料理の特徴の一つです。
素材ごとの食感の違いを楽しめるのはもちろん、豚肉やピーマンなどは切り方によっても違った歯ごたえに仕上がります。
濃厚な味でボリューム満点のチンジャオロース。
お店で出てくるような本格中華を自宅で手軽に作れますよ。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス」2019年7月8日放映)
チンジャオロース(青椒肉絲)の作り方

「青椒肉絲」のレシピです。
豚ももブロック肉 | 200g |
ピーマン | 2個 |
エリンギ | 1本 |
たけのこ水煮 | 80g |
油 | 適量 |
こしょう | 少々 |
醤油 | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ1 |
片栗粉 | 大さじ1と1/2 |
サラダ油 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ3 |
オイスターソース | 大さじ1/2 |
酢 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1 |
鶏ガラスープ | 50ml |
- ピーマン・エリンギ・たけのこを細切りにする。
- 豚肉を細切りにし、Aのうちの、こしょう・醤油・酒を混ぜる。さらに片栗粉を混ぜ、その後、サラダ油を混ぜる。
- Bを混ぜる。
- フライパンに油(適量)を熱し、豚肉を広げる。
豚肉のふちが白くなり、裏面に少し焦げ目が付いたらひっくり返す。
もう片面にも火を通したら、豚肉を軽くほぐす。
エリンギを加え、軽く炒め合わせる。ピーマン・たけのこ・Bを加え、汁気が無くなるまで炒めたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、ピーマン(2個)・エリンギ(1本)・たけのこ水煮(80g)を細切りにします。
ピーマンを縦に切るか横に切るかはお好みです。
ちなみに、五十嵐さんは、写真のように縦に細切りにしていました。
ピーマンは、繊維に沿って縦に細切りにすると、シャキシャキした食感が残りやすくなります。
逆に、横に細切りにすると、柔らかくて食べやすくなります。

【工程2】
次に、豚ももブロック肉(200g)を細切りにします。
こちらも、縦横どちらに切るかはお好みですが、五十嵐さんは、繊維に沿って縦に切っていました。(上の写真)
豚肉は、繊維に沿って縦に切ると、焼いても肉が丸まらず、歯応えも良くなります。
逆に、繊維を断つように横に切ると、柔らかくて食べやすくなります。
また、あらかじめ肉を冷凍庫で30分ほど凍らせると、切りやすくなります。

豚肉を切ったらボールに入れ、こしょう(少々)・醤油(大さじ1/2)・酒(大さじ1)を混ぜます。
続いて、片栗粉(大さじ1と1/2)を混ぜ、その後にサラダ油(大さじ1)を混ぜます。
ここで大切なのは、混ぜる順番。
「こしょう・醤油・酒」、「片栗粉」、「サラダ油」の順で混ぜてください。
醤油や酒を先に混ぜると、味が染みやすくなります。
また、そのあとに片栗粉を混ぜると、水分をしっかりコーティングできるので、肉がしっとりジューシーに仕上がります。
さらに、最後にサラダ油を混ぜると、炒める時に肉同士が剥がれやすくなります。

【工程3】
次に、Bを混ぜます。
Bは、醤油(大さじ3)・オイスターソース(大さじ1/2)・酢(大さじ1)・砂糖(大さじ1)・鶏ガラスープ(50ml)です。
鶏ガラスープが無い場合は、鶏ガラスープの素を水で溶いたもので代用して作ることもできます。
ただし、鶏ガラスープの素には少し塩気があるので、その分、あとで加える塩気(醤油など)を少し控えめにするといいです。

【工程4】
続いて、フライパンに油(適量)を熱し、豚肉を広げます。
火加減は、中火くらいがおすすめです。
ちなみに、この段階では、まだ豚肉同士が少しくっついた状態。
でも、触らずにこのまま火を入れます。

そして、写真のように、豚肉のふちが白くなり、裏面に少し焦げ目が付いたらひっくり返します。

豚肉をひっくり返し、全体に火が通ったら、ここではじめて菜箸などで豚肉を軽くほぐします。

次に、エリンギを加え、軽く炒め合わせます。

続いて、ピーマン・たけのこ・混ぜておいた調味料(B)を加えます。

そして、汁気が無くなるまで炒めます。
そうすると、豚肉にまぶした片栗粉によって、自然にとろみが付きます。

チンジャオロースの出来上がり。
このお料理は、酢の酸味がほどよくきいていて、豚肉の味が引き立ちます。
味付けは少ししっかりめ。
濃厚な味なので、ご飯との相性も抜群です。
豚肉とピーマンをがっつり食べたいときにおすすめのレシピです。
ぜひ熱々のうちにお召し上がりください。