
けさのテレビ番組で、なすの美味しい調理法が話題になっていました。
同番組によると、なすを調理する場合、多くの人が気になってしまうことが2つあるそうです。
それは、「油を吸いすぎる」ことと「色落ちしやすい」こと。
たしかに、なすって、この2点に関しては厄介ですよね。
そこで、この記事では、番組に出演していた料理研究家の浜内千波さんのお話をもとに、「油を吸いすぎる」という問題を解決しつつ、美味しいなす料理をつくる方法をご紹介します。
なお、「色落ちしやすい」という問題の解決策は別記事で解説していますので、リンク先も参考にしてください。
油をなるべく使わずに、なすを調理する方法

- 味つけにケチャップを使う。
- まずは油を使わずになすを加熱。
トマトケチャップを少量プラスすると、油をあまり使わずに旨みとコクのある料理が作れます。
トマトの酸味でなすの色落ちを防ぐ効果もあり、一石二鳥です。
オーブンや魚焼きグリル・電子レンジなどを使って、まずは油を使わずになすを加熱します。
そうすると、料理に使う油の量をおさえることができます。
油を使ったなす料理をつくる場合も、まずは油なしでなすに火を通しておくと、油の量をおさえることができるそうです。
また、私には意外でしたが、ケチャップを使えば、油を使わなくても料理にコクが出せるとのこと。
浜内さんによると、ケチャップは隠し味に使う程度の量で十分ですから、この方法を用いても、料理がケチャップ味になってしまうわけではありません。
油をなるべく使わない「なすの煮込み」

最後に、浜内さんが考案した、ケチャップを隠し味に使ったなす料理のレシピをご紹介します。
「なすのトマトケチャップ煮込み」です。
作り方は驚くほど簡単。
手間いらずのなす料理です。

茄子 | 4本 |
厚揚げ | 1枚 |
ケチャップ | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
水 | 1カップ |
おろしショウガ | 1かけ分 |
ゴマ油 | 大さじ1 |
- 火をつける前のフライパンに、乱切りにしたなす・食べやすい大きさに切った厚揚げ・ケチャップ・醤油・水・ショウガを入れる。フタをして、沸騰後4分煮込む。
- 1にゴマ油を回しかけたらできあがり。
浜内さんによると、トマトケチャップによる酸味はほとんど感じられないようです。
この程度のケチャップの量であれば、料理のコクを出す隠し味として使えるということです。
油は、仕上げに少量をプラス。これだけで、香りや旨み・つやを出してくれるそうですよ。

実際に作ってみたところ、さっぱりとしたなすの煮込みができました。
ケチャップの味はまったく分かりません。
ほど良い旨みが感じられて、とても食べやすいです。
なすの色も、きれいに仕上がりましたよ。
(一部情報元:「グッド!モーニング」イマ知るラボ 2014年7月8日放映)