
けさのテレビ番組で、なすの上手な調理法が話題になっていました。
同番組によると、なすを料理する場合、多くの人が厄介だと思っていることが2つあるそうです。
それは、「色落ちしやすい」ことと「油を吸いすぎる」こと。
番組では、料理研究家の浜内千波さんがすすめる、これら2点の解決策を取り上げていました。
この記事では、茄子を色止めして、色鮮やかに仕上げる料理法をご紹介します。
なお、「油を吸いすぎる」という問題の解決策は別記事で解説していますので、リンク先も参考にしてください。
茄子を色鮮やかに仕上げる料理法
浜内さんによると、なすを色鮮やかに仕上げる料理のポイントは2つあります。
- 酢など酸性のものを加える。
- 油で揚げる。
この2点についての浜内さんのお話をまとめました。
酢など酸性のものを加える

番組ではちょっとした実験が行われていました。
それは、なすの茹でくらべ。
鍋を2つ用意して、1つには湯を沸かし、もう1つには湯に酢を加えます。
それぞれでなすを茹でたところ、結果は一目瞭然でした。
酢を入れなかった方は、湯の色が真っ青。
茹で上がったなすは、かなり色落ちしています。
一方の酢を加えた方は、湯にあまり色が移らず、なすは色良く仕上がりました。
浜内さんによると、なすを茹でる際は、水1カップにつき大さじ1程度の酢を加えると、色止めできるそうです。
ちなみに、酢の酸味は熱で飛んでしまうため、なすが酸っぱくなることはありません。
また、茹でる場合だけでなく、煮たり炒めたりといった他の調理法でも、酸性の調味料などを少量加えると、茄子を色良く仕上げることができるそうです。
油で揚げる
浜内さんによると、油で揚げるだけでも、なすの色落ちを防げるそうです。
ただし、高温で短時間の加熱にとどめるのがポイント。
なすの色は油にも溶け出してしまうので、時間をかけすぎると色よく揚がりません。
「酸性のものを加える」と「油で揚げる」。
なすの鮮やかな紫色がいかされたお料理は、とても美味しそうに見えますから、覚えておくと便利ですね。
(一部情報元:「グッド!モーニング」イマ知るラボ 2014年7月8日放映)