私は、美容と健康のためにゆるい糖質制限をしています。
たまにスイーツを食べますけど、基本的には、甘いものだけでなく糖質を多く含むご飯や麺類もなるべく控えるようにしています。
さて、そんな私ですが、実はパンが大好きです。パンに使われる小麦こそ健康を害するという趣旨の本(別記事参照)もありますが、それでもパンはやめられない。そこで、朝だけはパンを食べています。
真っ白な小麦粉は糖質を多く含みますから、なるべく小麦を丸ごと挽いた全粒粉を使って、朝食べるパンをホームベーカリーで焼いています。まあそれでもやっぱり、パンの糖質は極端に少なくなることはありません。パンは美味しいけど、糖質が気になります。
そんな中、糖質制限をしている人の間でだいぶ前から話題になっている、ローソンの「ブランパン」が、「日経トレンディー」という雑誌で取り上げられているのを見ました。記事を読んでみると、「ブランパン」は、徹底的に糖質オフしたパンだと知り驚きました。
「ブランパン」低糖質のヒミツ
「ブランパン」の存在を私は前から知ってはいましたが、自宅でつくる「全粒粉パン」と大した違いはないとずっと思い込んでいました。ちなみに私のつくる「全粒粉パン」は、白い小麦粉と全粒粉を半々で使います。全粒粉をたくさん使った方が糖質オフにはなりますが、これまで私が試した経験では、そうするとかなりかたいパンになってしまいます。
かたいパンが好きな人は、あまり多くはないですよね。だからローソンの「ブランパン」も、それなりに柔らかくするために、全粒粉の使用を控えていると思っていたんです。
でも、雑誌の記事によると、そうではありませんでした。「ブランパン」に使用されている小麦粉は、全粒粉100%どころか、ふすま100%なんです。
全粒粉というのは、小麦の胚乳の部分(普通の白い小麦粉に使われる部分)と小麦の皮の部分(ふすま)が一緒に挽かれた小麦粉なのですが、「ブランパン」に使われているのは、ふすまだけ。これだったらすごい糖質オフになりますね。
雑誌の記事によると、「ふすま」だけではデンプンがないので、やはりパンはうまく膨らまないそうです。そこで「ブランパン」には、シトラスファイバーと呼ばれるオレンジの皮の内側にある、白い部分の食物繊維を加えているそうです。この素材は高い吸水性があるそうで、少量加えるだけで一般的なパンに見劣りしない膨らみのあるパンができるのだとか。
また雑誌には記されていませんでしたが、パンを膨らませるのに必須な「グルテン」も加えているんじゃないかな。あくまでも私の予想です。
「ブランパン」を食べてみました。
さて、今朝私は「ブランパン」を実際に食べてみました。
味や食感は、ごく普通のロールパンとほとんど変わらず、違和感なく食べられます。
パン生地は普通のロールパンよりもむしろ軽い。食物繊維たっぷりな感じは分かりますが、意外としっとりしています。ふすま特有の風味を少々感じることはありますが、クセはほとんどありません。
ちなみに、ブランパン1個あたりの糖質はわずか2.2g。これは従来のロールパン(約14g)の6分の1未満。食パン1枚と比較すると、10分の1未満です。
ローソンによると、「ブランパン」を買う客の4割がリピーターだそうですが、納得です。糖質制限したい人には、なかなか良いパンですよ。
価格は、ロールパンくらいの大きさのパンが2つ入って125円。毎日食べるには少々高い気がしますが、糖質の低さが安心ですから、たまに朝食に取り入れようと思います。
※2014年8月7日現在、ローソンの「ブランパンシリーズ」は13種類あります。菓子パンやバーガータイプのパンも楽しめるそうです。