
ゴボウとヨーグルト。
便秘に効果がある食材としてよく知られています。
でも、ゴボウを食べてもヨーグルトを食べても、便秘が解消される兆しがまったくない。そんな経験ありませんか?
今日放映されたテレビ番組では、そんな疑問に腸の専門家が回答していました。
「便秘を解消するための、ゴボウとヨーグルトの正しい食べ方」を教えてくださったのは、腸の研究をされている理化学研究所の農学博士・辨野 義己(べんの よしみ)さん。
内容をお伝えします。
便秘に効くゴボウの食べ方
まず、「Q ゴボウを毎日食べているが、便秘が解消されない。」という疑問に対する辨野さんの回答をまとめました。以下の通りです。
A ゴボウと一緒に、「水溶性食物繊維」を多く含む海藻類を摂るとよい。
ゴボウやレンコン・ニンジンなどに含まれる食物繊維は「不溶性食物繊維」と言って、便のカサを増やし腸壁を刺激して、腸のぜん動運動を促す働きがあります。
一方、海藻類に豊富な「水溶性食物繊維」は、粘度のある便にしてスムーズに排出する効果があります。
便秘を解消するには、これら2種類の食物繊維をバランスよく摂ることが大事。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を、3:2か1:1くらいで摂るのがおすすめです。
なるほど。便秘を解消するにはゴボウだけじゃダメなんですね。
便秘に効くヨーグルトの食べ方

次に、「Q ヨーグルトを毎日食べているが、便秘が解消されない。」という疑問に対する辨野さんの回答をまとめました。以下の通りです。
A 自分に合ったヨーグルトを見つける。
日本にはおよそ7,500種ほどのヨーグルトがあり、そこに含まれる菌は実にさまざま。
ヨーグルトを食べても便秘が解消されないのなら、ヨーグルトの種類が合っていない可能性があります。自分の腸内細菌に合うヨーグルトを、1週間くらい試して探すことをおすすめします。
ヨーグルトに「合う合わない」なんてあるんですね。
いろいろと試してみてください。
(一部情報元:テレビ番組「いっぷく!」2014年8月18日放映)