東京都現代美術館は、「現代アートなんて小難しくてわかんないよ」という方でも楽しめる美術館です。
アクセスがあまり良くないからか、「東京の粗大ごみ」なんて揶揄する人もいますが、この立地だからこそ、これだけの規模の美術館を造ることができたとも言えます。私は好きですよ。この美術館。
東京都現代美術館の特徴と言えば、例えば、企画展。ジブリやディズニーなどのアニメ作品とコラボした展覧会や、エヴァンゲリオンの庵野秀明を館長に迎えた特撮博物館など、他の現代アートの美術館とは一線を画した企画展を開催しています。
加えて、館内のスペース。国内の近現代美術館としては最大規模を誇るその館内には、憩えるスペースが充実しています。レストランやカフェ、10万冊が所蔵されている図書室、そして、広いロビーに配置されたソファ。美術鑑賞に疲れたときに、気軽に休める場所があるというのは、やっぱりありがたいものです。ゆったりとした気持ちで作品を鑑賞できないと、面白味も半減してしまいます。
そして、隣接する木場公園。この公園がとにかく広い。芝生にレジャーシートを広げてお弁当を食べるもよし。ドッグランではしゃぐ犬を眺めるもよし。作品鑑賞の合間に色々な楽しみ方ができます。
今回は、そんな東京都現代美術館の魅力をご紹介します。
水が流れる憩いの場
東京都現代美術館の敷地内には、色々な場所に水が流れています。
天気の良い日は、こうした光景を眺めているだけでも気持ちがいいです。
館内風景
美術館のロビーの写真です。天井が高い。
開放感のあるつくりです。
座れる場所も充実しています。ビビットな色遣いがキレイですね。
ロッキング・マンモス!
図書室には、展覧会カタログや雑誌バックナンバーをはじめとした美術関連書籍が多数所蔵されています。
ベトナム料理 Cafe Hai(カフェ・ハイ)
ベトナム料理のお店、「カフェ・ハイ」。
美術館のカフェって、何となくかしこまった雰囲気のお店が多いですが、ここは変に気取ったところがなくて居心地がいいんです。
カフェは、ミュージアムショップの脇にある、螺旋状の階段を上ったところにあります。この黄色い看板が目印です。
ランチセットは3種。「バケットサンド」と「肉団子のフォー」、それと「まぜまぜごはん」。どれも1,000円です。
「肉団子のフォー」
ベトナムの代表的な麺料理・フォーに、サラダとエビせんがついてきます。
この麺はお米でつくられており、とてもアッサリしています。
こちらは、「バケットサンド」。
フランスパンに挟まれているのは、炒めたひき肉、にんじんと大根の酢づけ、きゅうり、そしてコリアンダーです。ほのかに魚醤の味がするあたり、この店のこだわりを感じます。ベトナムのバインミーみたいなサンドウィッチです。
ところで、ここのカフェは、飲み物とデザートも、ベトナムをはじめとしたアジア風のメニューを揃えていて、面白いんです。
ドリンクメニューには、「ベトナムコーヒー」や「中国の工芸茶」の他に、ベトナムのビール(サイゴンスペシャルビール・フーダビール・ラルービール)などがあります。
デザートは、「ベトナムプリン」や「ココナッツミルクとアズキのチェー」が楽しめます。チェーはベトナム風のあんみつです。私の大好物。ベトナムを旅した際に、連日食べまくったことを懐かしく思い出します。
コンテント レストラン(content restaurant)
東京都現代美術館には、カフェだけでなくレストランもあるんです。
このお店には、3種の日替わり定食があります。「野菜」と「鮮魚」、それと「お肉」の3コース。どれも1,500円ちょっとで楽しめます。
また飲み物は、コーヒー・紅茶・ハーブティー・フルーツジュースなどの他に、ビールが4種にワインが5種、そして、カクテル。ケーキセットは1,050円?です。
清澄白川駅からのアクセス
電車を利用して東京都現代美術館に行く場合、大きく3つのルートがあります。
- 東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩(9分程度)
- 東京メトロ東西線「木場駅」から徒歩(15分程度)
- 都営地下鉄新宿線「菊川駅」から徒歩(15分程度)
ここでは、徒歩の距離が一番短い、東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」からのルートをご紹介します。
- 半蔵門線の清澄白河駅のB2番出口を出ます。地上に出たら、目の前は大通り。その道路沿いを右方向に進みます。
- 途中、右折を促す看板に出くわしますが、無視して直進です。
- 2つ目の信号(白河三丁目の交差点)で、大きな道路に突き当ります。目の前の横断歩道を渡りましょう。渡ったら右折します。
- そのまままっすぐ進むと、左手に美術館が見えてきます。
右折を促す看板。右折すると商店街を通って美術館に向かうことになりますが、実際のところ、直進したほうが分かりやすいです。
こちらが、白河三丁目の交差点。横断歩道を渡ってから右折です。
開館時間等
- 開館時間
10時から18時(入場は17時半まで) - 休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始及び保守点検日 - 観覧料
- 常設展
一般500円、学生400円、高校生もしくは65歳以上250円、中学生以下無料。
20名以上の場合、団体割引あり。 - 企画展
展示内容により異なる。
- 常設展
- 住所
東京都江東区三好4−1−1 - 電話番号
03−5245−4111
まとめ
東京都現代美術館は、幅広い層の方が楽しめる美術館です。
清澄白河は新宿・渋谷から地下鉄で20分ちょっと。東京駅からだと、20分かかりません。
面白そうな企画展が開催されている時に、家族連れで行くのも楽しいと思いますよ。
東京都現代美術館 By Kentaro Ohno
休憩 By jun560
通路 By jun560
東京都現代美術館 By m-s-y