足指を鍛える講座「足育セミナー」が、女性を中心に今人気沸騰中だそうです。
テレビ番組で話題になっていました。
このセミナーを主催しているのは、みらいクリニック フットケアセンターでセンター長を務める理学療法士の湯浅慶朗さん。日本各地で満席になるほど注目されているようですよ。
湯浅さんは、足の指を伸ばすことで、腰や膝の痛みが取れるといいます。
足の指をしっかりと伸ばす努力をすれば、体は変わっていく可能性があるそうです。
また、足指に関する本「足指をまげるだけで腰痛は治る!」の監修者・夏嶋隆さんは、足指を鍛えることで、サッカー元日本代表の中山雅史さんをはじめとしたスポーツ選手の膝や腰の痛みを治した実績をお持ちです。
夏嶋さんは、足指を鍛えることで、腰痛・関節炎・女性の冷え性など、下半身のトラブルはほとんど解決できるとおっしゃいます。
今日は、湯浅慶朗さんと夏嶋隆さんがすすめる、家庭でも簡単にできる足指トレーニングをご紹介します。
(一部情報元:「とくダネ!」2014年11月5日放映)
湯浅慶朗さんの足育セミナー
湯浅慶朗さんがすすめる足指のストレッチは、とても簡単。テレビを見ながらでも試せます。
次のような手順で行います。
- 手を使って、足指を外側に5秒間反らす。
- 手を使って、足指を内側に5秒間曲げる。
- 1と2を交互に5分間繰り返す。
湯浅さんによると、この運動を生活の中に取り入れながら、普段は5本指ソックスを履くと良いそうです。5本指ソックスを履くと、足指を使った歩行がしやすいため、腰や膝のゆがみを解消できるということです。
夏嶋隆さんの足指トレーニング法
静岡県にある「時之栖アカデミックスポーツクラブ」で、ケガの治療や治療後のトレーニング指導をされている夏嶋隆さん。
先ほどもお伝えしたとおり夏嶋隆さんは、「足指をまげるだけで腰痛は治る!」という足指の本を監修されています。
夏嶋さんによると、足指力の衰え方は、性別や年齢、そしてスポーツをやるやらないには関係ありません。
影響しているのは、足の使い方。日常的に足指を使う生活を心がけることが大切だそうです。
ちなみに、情報元のテレビ番組では、ドロの中を歩くことの多いレンコン農家さんが、足指力が強い方の例として挙げられていました。
夏嶋さんによると、ドロの中を進むには、つま先でスッスッと歩く必要があります。これがとても良い歩き方なのだとか。
逆にかかとでベタッと足をついてしまうと、足がドロから抜けなくなってしまうそうです。
さて、夏嶋さんがすすめる足指トレーニングは3パターンあります。
- 歩く際に後ろ足の甲を反らせて、足首を伸ばす。
- 足指を内側に曲げて地面につける。この状態で、少しずつ体重をかける。
- 500mlのペットボトルにヒモをつけ、足の指でヒモを挟んで持ち上げる。
夏嶋さんによると、歩行の際の理想的な着地は、曲がった指がまず地面を捉え、次に土踏まずがアーチ型になります。
逆に、着地の際に足指が反り上がっていると、体のバランスが崩れ、足が内側に傾いたかたちになってしまいます。
これが腰や膝の痛みの原因。足が内側に傾くと、膝から太ももも一緒に内側にねじれ、腰や膝の関節を圧迫してしまうのだそうです。
上の3つのトレーニングを行うと、歩行する際に足指が地面に接しやすくなり、さらに足指が大きく曲がりやすくなるそうです。
番組でこの3つのトレーニングを試した方は、すぐに体が柔らかくなっていました。
ただこのトレーニングは、継続することが肝心です。そうしないと、すぐに元に戻ってしまうそうですよ。