風邪に効くほうれん草の食べ方!栄養をムダなく摂るにはしゃぶしゃぶ鍋がおすすめ。

ほうれん草の風邪に効く食べ方

風邪対策に効く食べ物といえば、野菜では、ほうれん草がとても優れています。

この記事では、ほうれん草の栄養をムダにしない調理法と、風邪対策におすすめのレシピをご紹介します。

風邪対策にほうれん草を食べる

管理栄養士の岸村康代さんによると、ほうれん草は「あらゆる栄養のかたまり」と言えるほどスゴイ野菜。
ビタミンや鉄分などが豊富に含まれているそうです。

その栄養素の中でも特に注目したいのが、風邪対策に効果がある「β-カロテン」。
ちなみにほうれん草に含まれるβ-カロテンは、冬野菜の中でもトップクラス。
β-カロテンは、皮膚や粘膜の潤いを保ち、必要な分だけビタミンAに変わって体の抵抗力を高める働きがあるそうです。

そもそも風邪は、のどの粘膜が乾燥してウイルスに感染しやすくなり、さらに免疫力が低下することでかかるようですから、ほうれん草に豊富に含まれるβ-カロテンには、かなり期待できそうです。
(情報元:「林修の今でしょ!講座」2014年11月18日放映)

ほうれん草のしゃぶしゃぶ鍋

風邪に効く食べ物(ほうれん草鍋)

ただ、そんなほうれん草にも大きな弱点があります。
それは、栄養が水に溶け出しやすいということ。

ほうれん草に含まれるビタミンB群やビタミンCは、水溶性ビタミン。
しかもほうれん草は特にデリケートな野菜なので、茹でる時間によってかなりビタミンが減ってしまいます。
ちなみにほうれん草のビタミンは、2分茹でると60%に、5分だと40%まで減少してしまうというデータがあります。

そのため、ほうれん草を茹でる際には火を通しすぎず、余熱で調理するのがポイント。
岸村さんによると、しゃぶしゃぶする程度の茹で方が理想です。


風邪に効くほうれん草しゃぶしゃぶ鍋

ところで、こちらは、当サイトがおすすめする「ほうれん草鍋(常夜鍋)」です。

作り方はとても簡単。
にんにく・しょうが・酒を湯に入れ、香りが経ったら、豚肉とほうれん草をしゃぶしゃぶするだけ。
たれは、醤油にレモンを絞るか、市販のポン酢がおすすめです。

ほうれん草は20秒ほど湯に軽く浸すだけなので、栄養を逃さず摂れます。

子供向けには、酒を入れずに、昆布などのだしをプラスするといいです。
風邪予防に是非試してみてください。

にんじんでさらにパワーアップ

ちなみに、ほうれん草以外の野菜を足すとしたら、にんじんがおすすめです。
にんじんには、ビタミンAが豊富に含まれています。

ほうれん草のビタミンが素晴らしいのは、ビタミンA・C・Eが一緒に含まれているところ。
これらは同時に摂るとお互いの栄養素が助けあうように作用するので、強力な免疫力向上に繋がりますが、これににんじんのビタミンAを補うことで、風邪予防の効果がさらにパワーアップします。

7分
ほうれん草豚ロースしゃぶしゃぶ肉にんにくしょうがレモン醤油ゆでうどん刻みねぎ天かす七味唐辛子

作り方を見る

生のほうれん草を味噌汁に入れる

ほうれん草の味噌汁

ほうれん草をしゃぶしゃぶにするのが面倒という場合は、味噌汁にするのもいいですよ。

味噌を溶き入れたあとに、食べやすい大きさに切った生のほうれん草をパラっと加え、すぐに火を止めたらお終い。
そして間を置かずに食卓へ。
味噌汁だったら、汁の飲み干してしまうので、しゃぶしゃぶ以上にほうれん草の栄養を逃さず摂ることができます。

湯がいたほうれん草を使うより生を加える方が断然ラクですし、ほうれん草の風味もより濃厚に感じられるというメリットもあります。
お好みの具材の組み合わせで、ぜひ試してみてください。

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