一見炊飯器のように見えますが、これは炊飯器ではありません。
実は圧力鍋なんです。
一般的な圧力鍋の場合は、圧を抜くのがちょっと怖いとか、また吹きこぼれるのが心配だとか、使っていて不安な方もいらっしゃるはず。実際、圧力が上手く抜けずフタが吹っ飛ぶような事故もあるようですから、注意しないと危険です。
以前私も圧力鍋を使っていましたが、便利な一方で心配事が1つ増えると思って処分してしまいました。
そこで、角煮など煮込み時間のかかる料理には肉厚の土鍋を使っているのですが、普通の鍋を使うよりも時間短縮になりはするものの、やはり圧力鍋の仕上がりの速さにはまったくかないません。まあ仕方ないと思っていました。
さてそんな中、今日のテレビ番組で、記事冒頭の圧力鍋の存在を知りました。
この圧力鍋は、象印の「圧力IHなべ」。
「圧力IHなべ」は、具材を入れたらスイッチ1つでシチューや角煮などが上手にできるそうです。またふきこぼれの心配もなく、炊飯器と同じくらい安全に使える圧力鍋だとか。
ちなみに「かぼちゃの煮物」は、スイッチを入れてから10分で完成。「肉じゃが」や「角煮」は15分でできます。
他にも「おでん」や「シチュー」など普通の圧力鍋でつくれるメニューの他にも、ご飯を炊いたりパンを焼いたり、またヨーグルトや塩麹をつくることもできるそうです。
「圧力IHなべ」はどのような圧力鍋なのか、調べて簡単にまとめました。
(一部情報元:「ヒルナンデス!」細川茂樹の家事を楽にする最新冬家電 2014年11月19日放映)
象印 圧力IHなべ
情報元のテレビ番組の内容や象印のHPから、「圧力IHなべ(EL-MA30)」が一般的な圧力鍋とくらべて優れた点を整理すると、次の4点になります。
- 使いやすく、安全性に優れている。
- 料理によって圧力が変えられる。
- ご飯やパンなどの自動調理もできる。
- 40~100度の低温調理ができる。
普通の圧力鍋だと火にかけたら見張っていないといけませんが、「圧力IHなべ」だったら吹きこぼれる心配がなく、火加減に注意する必要もありません。調理中に離れてもOKだそうです。
料理によって圧力が変えられる。
また「圧力IHなべ」は料理によって圧力が変えられます。
「可変圧力モード」を使うと、煮物や煮込みの味が染み込みやすくなるそうです。
加圧と減圧を繰り返すこのモードにすると、釜の中に対流がうまれ、煮汁に浸っていない部分にも煮汁が効率よく行き渡ります。そのため、短時間でムラなく食材に味を染みこませることができるとのこと。
また「一定加圧モード」は、魚や野菜など煮崩れしやすい食材を、かたちよく仕上げるのにおすすめだそうです。
ご飯やパンなどの自動調理もできる。
自動調理メニューでは、ごく普通の炊飯器のように、白米や玄米を炊くこともできます。さらにパンを焼くこともできます。
ただ保温機能はついていません。
40~100度の低温調理ができる。
さらに40度~100度の低温調理も可能です。10度刻みで温度設定できます。
低温調理はどのような料理に適しているかというと、まず煮豆が時短調理できます。さらに温度コントロールが難しい温泉卵や発酵食品づくりにも力を発揮します。
大豆などの豆類は、火を入れる前に一晩水に漬けますよね。でも「圧力IHなべ」を使うとその必要はありません。
設定温度を50度にして水と大豆を入れて3時間置くだけで、一晩水に漬けたのと同じ効果が得られます。ちなみにこのあとは、1時間圧力調理すれば「大豆の水煮」の完成です。
またヨーグルトや塩麹・白味噌などの発酵食品も、低温調理モードを利用して簡単につくれるそうです。
詳しくは象印のHPをご覧ください。また「圧力IHなべ」を購入すると100種類ものレシピが掲載された料理本がついてくるようですから、そちらを参考にしてください。
「圧力IHなべ」は、2014年11月19日現在、ビックカメラでは42,980円で、アマゾンでは34,085円で販売されています。
1台で圧力鍋・炊飯器・ホームベーカリー・ヨーグルトメーカーなど何役もこなしますから、お値段はそれほど安くはありません。
ですが、これらのどれかが壊れた時に「圧力IHなべ」のような便利な家電の購入を検討するのもいいと思います。