中華料理店「ツーアンレストラン陳」の総料理長・菰田欣也さんの、15分でできる酢豚のレシピをご紹介します。
ふつう酢豚は、豚のかたまり肉を使ってつくりますが、今日のレシピは豚バラスライス肉を巻いて、かたまり肉のように使います。さらに調理には、霧吹きを利用します。
豚バラスライス肉&霧吹きの効果で、家庭でも簡単に、柔らかくてジューシーな酢豚ができるそうです。
(一部情報元:「いっぷく!」2014年12月4日放映)
簡単極ウマ酢豚
「簡単極ウマ酢豚」をつくるポイントは、豚バラスライス肉を巻いて、かたまり肉もどきをつくること。そしてそれに片栗粉をしっかりと2度づけすることです。
片栗粉で肉をちゃんとコーティングすると、豚肉をジューシーで柔らかく仕上げることができるそうです。
霧吹きは、肉に片栗粉をしっかりつけるために使います。
かたまり肉もどきに1度めの片栗粉をまぶしたら、霧吹きを利用していったん表面を湿らせて、さらに2度めの片栗粉をしっかりとつけます。
そして揚げる直前にもう1度霧吹きをすると、片栗粉が剥がれにくくなるそうです。
またこの酢豚のタレはちょっと変わっています。レモン汁を加えます。そうすると爽やかな甘酢になって、軽い食感の酢豚ができるようですよ。
つくり方は次の通りです。
豚バラスライス肉 | 200g |
塩・コショウ | 少々 |
片栗粉 | 適量 |
玉ネギ | 1/2個 |
ピーマン | 1と1/2個 |
パプリカ(赤・黄) | 1/4個 |
揚げ油 | 350cc |
砂糖 | 大さじ2 |
酢 | 大さじ2 |
水 | 大さじ2 |
ケチャップ | 大さじ2 |
片栗粉 | 小さじ1 |
- 肉に塩・コショウをする。それを端から折りたたむようにしてふんわりと巻く。
- (片栗粉の2度づけ)1に片栗粉をまぶす。それを皿に並べて、霧吹きで水を吹きかけて表面に粘りを出す。さらに片栗粉をしっかりつける。
- 玉ネギ・ピーマン・パプリカを一口大に切る。
- 揚げ油を160度に温める。具材を揚げる直前に、2の肉にさらに水を吹きかける。軽く湿らせる程度でOK。(油に入れてもはねることはないようです。)肉を油に投入し、そのまま触らずに2分ほど揚げる。ひっくり返して、油の泡が少なくなってきたら揚げ上がり。油から取り出す。
- 160度の揚げ油に、水気を切った玉ネギ・ピーマン・パプリカを入れて10秒ほど素揚げする。取り出す。
- Aを混ぜてフライパンで加熱し、トロミが出てきたら4と5を加えて和える。できあがり。
揚げ油の温度はとても大事なようですから、160度をちゃんと守りましょう。
160度にする目安は、「片栗粉を少量加えたらパッと浮いてくるくらい」だそうです。
ピーマンとパプリカの彩りがとてもきれいな酢豚。
情報元の番組で試食された方によると、材料は豚の薄切り肉でも、丁寧に調理することで本格的な酢豚ができるようです。
今日のレシピを教えてくださった菰田欣也さんは、料理本の他にダイエットに関する本も執筆されています。