岡本太郎記念館。心地良いパワーに満ちた空間です。

公開: 更新:2016/08/30

岡本太郎記念館
東京の南青山にある岡本太郎記念館。この美術館の建物は、もともとは岡本太郎が自宅兼アトリエとして利用していたものです。岡本太郎は、50年以上もの間、この建物で暮らし、また、創作活動を続けていました。

当時の姿のまま残されたアトリエ、そして、太郎と敏子の笑顔の写真が並べられたリビング。まさに、岡本太郎の息吹を感じる空間です。こうした場所で、彼の作品を鑑賞するのもなかなか楽しいものです。

表参道に来る機会があれば、散歩がてら、立ち寄ってみてください。
こじんまりとしていますが、居心地のいい場所ですよ。

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岡本太郎の自宅を改築した美術館

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こちらは美術館の外観。
岡本太郎記念館は、南青山の一画にあって、いい意味で周囲から浮いています。
建物の壁面に大きく描かれた太郎の作品のインパクト、そして、敷地内を覗きこむと現れる彫刻たち。
この場所にだけ、異様な生命力を感じます。

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門を入って正面が美術館への入口です。

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こちらの建物を、岡本太郎は自宅兼アトリエにしていました。一番奥の部屋には、アトリエが、ほぼそのままの状態で残されています。

庭に溢れる太郎ワールド

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こちらは、美術館の庭。ユニークな形の彫刻がところ狭しと、声高にその存在をアピールしています。
縄文土器のような、でも全く別物のような。不思議と可愛らしさも感じます。

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こちらは植木鉢にもなるそうです。

岡本太郎記念館
岡本太郎記念館
岡本太郎記念館
岡本太郎記念館

座ることを拒否する椅子

展示室の様子

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2階が展示室になっています。

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この日は、「太郎発掘」という企画展が開催されていました。

同展のチラシによれば、岡本太郎の初期の貴重な作品のいくつかは、現在残っていないのだそうです。なぜなら、後年になって岡本自身が、それらの作品を描き直したから。

同展では、そのようにして埋もれてしまった過去の作品を、油彩で再現したものが展示されていました。右の絵は、岡本太郎が自身の作品を描き直したもの。左は、その下に埋もれてしまった絵を再現したものです。

こうして「他の人が復元した岡本太郎の絵」を眺めると、岡本太郎の作家としての凄みがよく分かります。岡本太郎の作品からは、迷いを感じません。強い自信をもって、勢いよく描き切っています。

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大阪万博のために制作された「太陽の塔」の模型です。

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こちらは、岡本太郎が使っていた画材道具。

太郎のアトリエ

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美術館の1階に下りると、一番奥に岡本太郎のアトリエがあります。

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ついさっきまで使われていたような画材道具たち。

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庭を望むこの部屋は、岡本邸のリビングだったところでしょうか。手の形をした椅子の上には、岡本太郎と婦人の写真が並んで設置されています。

岡本太郎記念館
等身大の岡本太郎像。怪しさが素敵です。

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カワイイグッズが並ぶ、ミュージアムショップ。

カフェ

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岡本太郎記念館には、ア・ピース・オブ・ケイク(a Piece of Cake)というカフェが併設されています。

こちらのテラスは、庭の彫刻作品を鑑賞する際の特等席です。この日は、外でじっとしているのが辛いほど寒かったのですが、なんと、テラスは満席でした。

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このカフェは、大川雅子さんという料理研究家がプロデュースしたお店なのだそうです。こじんまりとしたカントリー調の店内。入り口のショーケースには、ひとつひとつ丁寧に手作りされたケーキやクッキーがところ狭しと並んでいます。

今日のケーキは7種類。「アップルパイ&アイスクリーム」や「チョコレートマーブルチーズケーキ」、そして「バナナブレッド」などが、650円から楽しめます。

また、「パンケーキ」もあります。こちらのパンケーキは、生地が選べるのが特徴です。「バターミルク」と「コーンミール」、「グレイン」、そして「チョコレート」の4種から2種をチョイスします。

そして、ドリンクメニュー。こちらは、スタンダードなコーヒー・紅茶・ハーブティーの他に、変わり種がいくつかあるんです。たとえば、「チリ&スパイス・ホットチョコレート」や「ホットアップルジュース」、「フレッシュミントチャイ」。他店では、なかなかお目にかかれません。

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これは、「アップルクランブルケーキ」。ソテーした林檎がたっぷり詰まって美味。

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こちらは、「ダークフルーツケーキ」。素材の味が生きていて、食べごたえがあります。甘さ控え目です。

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試しに飲んでみたくて注文しました。「ホットジンジャーエール」。しょうがのピリリとした辛さが刺激的です。

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こちらの斬新な組み合わせも、私は初体験です。「フレッシュミントチャイ」。ミント味のチャイです。とっても変わってます。

私は、このカフェがとても気に入りました。ここのメニューには、何というか手作りの温かさを感じます。観覧券なしでも利用できるので、次回は気軽に立ち寄ってみたいと思います。

表参道駅からのアクセス

岡本太郎記念館に行く場合、大きく2つのルートがあります。

  1. 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩(8分程度)
  2. 都営バス:渋88甲系統【新橋駅】または【渋谷駅前】行きの「南青山6丁目」下車。徒歩(2分程度)

ここでは、「表参道駅」からのルートをご紹介します。

  1. 表参道駅のA5番出口を出ます。地上に出たら、目の前の通りを右方向に進みます。
  2. そのまままっすぐ進むと4本目で大きな道路(角には根津美術館がある)に突き当たります。その交差点を右折します。
  3. しばらくすると右手に岡本太郎記念館が見えてきます。庭に設置された太郎の白い彫刻が目印です。

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表参道駅のA5番出口を出て右方向にすすみます。全面ガラス張りのプラダ青山店も通り過ぎます。

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しばらく歩くと根津美術館前という交差点に突き当たります。ここを右折です。

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右手を見ながらしばらく進むと、駐車場の奥に岡本太郎の作品が見えてきます。

開館時間等

  1. 開館時間
    10時から18時(入場は17時半まで)
  2. 休館日
    火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28?1/4)及び保守点検日
  3. 観覧料
    一般600円(500円)小学生300円(200円)※( )内は15人以上の団体料金
  4. 住所
    東京都港区南青山6-1-19
  5. 電話番号
    03−3406−0801

まとめ

岡本太郎の作品って、やっぱり力強いです。
心地の良いパワーを感じられる空間ですので、是非どうぞ。

画像引用元:
Face by chidorian
Face by chidorian
Face by chidorian
Face by chidorian
岡本太郎記念館 by shugo01

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