冷めてしまったピザの上手な温め方をご紹介します。
ピザを温める方法と言えば、真っ先に電子レンジやオーブントースターを思い出す方は多いかもしれませんが、実は、電子レンジやオーブントースターはNGです。
電子レンジやトースターを使うと、ピザの水分が多く失われ、味も落ちてしまいます。
では何を使えば良いか、それはフライパンです。テフロン加工のフライパンか、フライパンにクッキングシートを敷いて使うのがおすすめです。
フライパンを使うと適度な水分を保てるので、ピザが美味しく温まります。
ちなみに電子レンジだったら2〜3分で温まり、チーズもそれなりにとろっとしますが、具材のしっとり感が無くなり、生地はべちゃっとした仕上がりになります。
またオーブントースターだったらアルミホイルで包んで2〜3分で温まりますが、具も生地もぱさつき、表面が焦げやすくなります。
ピザを上手に温めるにはフライパンを使うのが一番です。
今回は人気ピザ店「ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ」のオーナー、山本尚徳さんがすすめる、フライパンを使ったピザの温め方をご紹介します。
山本さんは、ナポリで最も有名なピザ店「イル ピッツァイオーロ デル プレジデンテ」で修行し、世界ピッツァ選手権(2007・2008年)で2年連続優勝した、凄腕ピザ職人です。
(一部情報元:TBSテレビ「ジョブチューン」超一流職人スペシャル 2015年1月24日放映)
人気ピザ職人がすすめるピザの温め方
山本さんがすすめる、ピザの上手な温め方です。
下のレシピはテフロン加工のフライパンを使うことになっていますが、無い場合は、フライパンの上にクッキングシートを敷き、その上にピザをのせて温めても美味しくできます。
ピザ | 1枚 |
- ピザに軽く霧吹きをする。
- 冷たい状態のフライパン(テフロン加工)に、油を引かずにピザをのせる。
- フタをして弱火にかけ、1~2分加熱してチーズが溶けたらできあがり。
このようにするとチーズはとろっとして、生地の中はふんわり表面はカリッとした焼き立てのピザが復活します。
電子レンジやトースターを使うのと同じくらい簡単ですよ。
ところで最後に、山本さんがすすめる家庭で美味しい「ピザトースト」を作るポイントをご紹介します。
作り方は斬新でとても面白いです。
美味しいピザトーストを作るポイント
山本さんがすすめる「ピザトースト」を作るポイントです。
- めん棒を使って思い切り食パンを潰す。
- スライスチーズを使う場合は、食パン1枚につき2~3枚を折ってのせる。
麺棒を使って思い切り食パンを潰すと、パンの食感がピザのようにモッチリするそうです。
またチーズを折って厚みを出すと、チーズの食感が出て美味しくなるとのことです。
ちなみに食パンを薄く伸ばすと、ピザ生地のように使えるだけでなく、キッシュ生地として使うこともできます。
上のレシピのように食パンを薄くのばしてキッシュ生地にする例を最後に2品ご紹介します。
サイゲン大介こと、お笑いコンビ うしろシティの阿諏訪泰義さんが考案した「サンドイッチのキッシュ」と、タレントの北斗晶さんが考案した「お弁当キッシュ」です。
薄くのばした食パンを焼き上げると、フチがカリッとして、キッシュ生地のよな食感にもなります。どちらも美味しいですよ。