軽井沢に本店を構える「丸山珈琲」でバリスタを務める井崎英典さんは、2014年に開催されたバリスタの世界大会「ワールド バリスタ チャンピオンシップ」で優勝したご経験をお持ちです。
今日は、世界一のバリスタ井崎さんがすすめる「家庭でもできる美味しい珈琲のいれ方」と「珈琲の正しい保存法」をご紹介します。
(一部情報元:「ジョブチューン」超一流職人スペシャル 2015年1月24日放映)
コーヒーの淹れ方

自宅でコーヒーを入れる場合に最も一般的なのはペーパードリップですが、井崎さんには、ペーパードリップよりもおすすめの道具があるそうです。
それは「フレンチプレス」。

ちなみに上の商品は、現在アマゾンで最も人気があるフレンチプレスです。
日本では紅茶を淹れる道具として親しまれている「フレンチプレス」ですが、ヨーロッパではコーヒー甩として広く認知されているそうです。
フレンチプレスを使うと、ペーパードリップで淹れた場合とくらべてコーヒーオイルというコーヒーの油分も残さず抽出するので、コーヒーの持っている甘さや香りをダイレクトに楽しむことができるとのこと。
フレンチプレスを使って家庭で美味しいコーヒーを淹れる方法を、井崎さんが教えてくださいました。
ポイントは次の4つです。
- コーヒー豆は毎回計量器で重さを量る。
- 350ml(約2杯分)淹れるには、16gの豆が必要。
- 飲む分だけをその都度ミルで挽く。
- お湯はまず半分だけ注いで30秒待ち、コーヒー豆から出た炭酸ガスを抜く。
具体的には次のようにすると、4分ほどで美味しいコーヒーを淹れることができるそうです。
計量器
ミル
コーヒー豆
90度前後の湯
- 16gの豆をミルで挽く。
- 1をフレンチプレスに入れる。
- フレンチプレスにお湯を半分だけ注いで30秒待つ。
- ポットを回しながら、まんべんなくお湯を注ぐ。
- フレンチプレスのフタをして3分半待ったらできあがり。
ペーパーフィルターよりもフレンチプレスを使う方が、コーヒーを淹れるのがラクそうな気がします。だったらフレンチプレスを試さない手はないですね。わが家でもさっそく使ってみようと思います。
コーヒーの正しい保存法
井崎さんによるとコーヒーはやはり豆で購入するのがベスト。飲む分だけその都度挽いて使います。
コーヒー豆を保存する際は、3週間以内だったら冷蔵庫でOK。さらに長期間保存する場合は、冷凍庫がおすすめだそうです。
ちなみにコーヒーが入っていたパックは、最近は保存に適した高性能なものが多いので、移さない方が良いとのこと。しっかりと密封して保存しましょう。
おすすめのコーヒー2種
ここからは井崎さんがすすめるコーヒー2種類をご紹介します。
まず1つ目は、スッキリしたい朝におすすめのコーヒー。
コスタリカ産の「ラ・メサ」です。
柑橘系のスッキリとした酸味が特徴で、何も加えずに飲むのがおすすめだとか。
丸山珈琲のHPのこちらのページからお取り寄せができます。200gで5,185円です。
2種類目は、ゆったりとしたい夜におすすめのコーヒー。
エチオピア産の「ネキセ」です。
ストロベリーのような香りが特徴で、砂糖やミルクを加えて飲むのがおすすめだそうです。
こちらも丸山珈琲のHPのこちらのページからお取り寄せができます。200gで2,376円です。
インスタントコーヒーの美味しい淹れ方
最後に井崎さんがすすめる「インスタントコーヒーを美味しく淹れる方法」をご紹介します。
- コーヒーを入れたカップに、ぬるま湯を少々を加える。スプーンを使ってコーヒーをよく溶かす。
- 沸騰してちょっと置いた90度くらいの湯を注いだらできあがり。
井崎さんによると、この2点に注意すると、よりまろやかなコーヒーになるそうです。
インスタントコーヒーもちょっとした工夫で味わいが豊かになるんですね。