東京・北千住にある「杉本青果店」の店主・杉本晃章さんは、全国70箇所の野菜の産地に直接出向き、厳選したものだけを仕入れるというこだわりをお持ちです。同店は美味しい野菜が手に入ると評判だとか。
また杉本さんは、野菜についての講演会の開催や、野菜選びについての本「あなたは本当に美味しい野菜を食べていますか?」の執筆など、積極的な情報発信もされています。

今日はそんな八百屋のカリスマ・杉本さんが考案した、旬のカブを美味しくいただく料理をご紹介します。
「風呂吹きカブのホタテあんかけ」のレシピです。
(情報元:TV「ジョブチューン」2015年2月7日放映)
風呂吹きカブのホタテあんかけ
「風呂吹きカブのホタテあんかけ」は、ホタテやだし汁の旨みをカブに染み込ませ、柚子の風味を添えた、本格的な和風のお料理です。
でも自宅でも簡単につくれますよ。
だし汁
砂糖
塩
醤油
ホタテ貝柱缶詰
みりん
薄口醤油
水溶き片栗粉
絹さや(さっと火を通したもの)
おろし柚子
- だし汁・砂糖・塩・醤油を鍋に入れる。そこに茎の部分を1センチほど残して皮をむいたカブを丸ごと加え、20分ほど煮て柔らかくする。カブを鍋から取り出して皿に盛る。
- 1の鍋にホタテの貝柱を加え、みりんと薄口醤油で味を整える。さらに水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。
- 皿に盛ったカブの上に2をかけて、その上に絹さやとおろし柚子を散らしたらできあがり。
カブは柔らかくトロトロに仕上がるようです。
柚子の風味がアクセントになっていていいですね。体の芯まで温まりそうです。
ところで杉本さんによると、「カブと芸者は首を見て買え」という言葉があるそうです。
新鮮で美味しいカブを選ぶには、根と茎のつけ根の部分をチェックしてきれいなものを選ぶと良いようです。
言葉の意味を考え出すと、なんだかカブが色白の女性に見えてきます。そういえば首は、年齢があらわれやすい部位ですよね。首がきれいな芸者(女性)は美しい。分かるような気がします。
画像引用元:First Root Farm CSA Third Pickup #2 by Tim Sackton