ホッケといえば、焼いて食べるのがとても美味しいものです。
でもホッケの栄養をムダなくいかすには、焼くよりも煮た方が良いようです。
なぜならその方が、野菜と合わせやすいから。
ホッケは、卵のおよそ1.5倍ものタンパク質を含んでいますが、タンパク質は、野菜と合わせると吸収が良くなります。

ホッケは、焼くより煮る。
今日は、魚の調理法を知り尽くした上田勝彦さんがすすめる、ホッケの煮物をご紹介します。
ホッケの干物で、なんとイタリア料理のアクアパッツアを作ります。
美味しくて体に良いホッケ料理ですよ。
ちなみに上田さんは元漁師で、現在は水産庁の官僚として霞ヶ関にお勤めです。
魚に大変お詳しく、魚料理の本「ウエカツの目からウロコの魚料理」の著者でもあります。
(一部情報元:TV「林修の今でしょ!講座」2015年2月10日放映)
ホッケのアクアパッツアの作り方
「ホッケのアクアパッツア」のレシピです。
なお分量は、すべて適量です。
ホッケの干物 | 適量 |
玉ネギ | 適量 |
パプリカ(赤・黄) | 適量 |
インゲン | 適量 |
ニンニク | 適量 |
鷹の爪(ホール) | 適量 |
オリーブオイル | 適量 |
白ワイン※ | 適量 |
塩 | 適量 |
※日本酒でもOK。
- 玉ネギ・インゲン・パプリカは食べやすい大きさに切る。ニンニクは潰す。ホッケはキッチンバサミで食べやすい大きさに切る。
- フライパンにニンニク・鷹の爪・オリーブオイルを入れて加熱し、ニンニクの良い香りを出す。
- 2にホッケ・玉ネギ・白ワインを加え、フタをして火を通す。
- 3に少量の水(分量外)を加えて沸騰させる。そこにパプリカ・インゲンを加えてさっと煮る。塩で調味したらできあがり。
ホッケの旨みが野菜に染み込んだ、美味しいアクアパッツアが出来ます。
ホッケの干物と言ったら、私はこれまで焼くことしか頭にありませんでしたが、けっこう自由に料理に使えるんですね。
まさかホッケの干物で、イタリア料理ができるとは思いませんでした。
ホッケに塩気があるので、最後に加える塩は、ほんの少量で足りますよ。
野菜の量によっては、ホッケの塩気だけでも十分お美味しくいただけると思います。
ところで以前このブログで、上田さんが考案した「塩サバの野菜炒め」を紹介したことがあります。
こちらも魚の干物を使った料理で、とても美味しくできるのでおすすめですよ。リンク先も合わせてご覧ください。