けさのテレビ番組で、とてもユニークな徳利が話題になっていました。
酒を注ぐ度に、可愛らしいウグイスのさえずりが聞こえる徳利。
「うぐいす徳利」と言います。
現在開催されている「和食産業展2015(2015年3月4日~5日)」では、この徳利が、外国人に大変人気だそうです。
ちなみにこのイベントは、日本食の魅力を国内外にアピールするという趣旨で行われているようです。
(一部情報元:TV「あさチャン!」2015年3月5日放映)
うぐいす徳利の魅力
ウグイスのさえずりと言われても、実際の音を聞いてみないと、その魅力はなかなか伝わりません。
まずは下の動画で、徳利から流れるウグイスの声を聞いてください。
穏やかな春の山を彷彿とさせる、本物のウグイスのさえずりのようです。なかなか趣がありますよ。
この動画でも紹介されているように、ユニークな音が楽しめるのは、徳利だけではありません。
盃からは、徳利とはまた趣を異にした、元気なウグイスの鳴き声が聞こえます。
酒を注いだり飲んだりすることで、酒器の内部の空気が抜けてゆき、このような可愛い音が出るのだそうです。
うぐいす徳利の歴史
ところで「うぐいす徳利&盃」は、あまりに斬新な酒器なので最近つくられたもののように感じますが、実際はそうではありません。
SAKETIMESという日本酒に詳しいサイトによると、実は江戸時代からある伝統的な酒器です。
もともと酒は、庶民には馴染みのない飲み物でしたが、江戸時代には広く親しまれるようになりました。
そんな激動の時代に、宴を盛り上げるためにつくられたのが、たくさんの酒器。
「うぐいす徳利」は、お花見を盛り上げるためにつくられたのではと私は思います。
今回ご紹介した菊水の「うぐいす盃と徳利のセット」は、同社のこちらのページからお取り寄せができます。
また楽天にも出品されているようです。
セットは3,425円、徳利のみは2,500円前後、盃のみは700円前後。どれも送料別の価格です。
なおアマゾンや楽天では、他メーカーのうぐいす徳利の扱いもあります。
お酒好きな方へのプレゼントに、なかなか良いと思います。