横浜国立大学名誉教授の渋川祥子さんが考案した、大根を使ったユニークなスイーツをご紹介します。
渋川さんは「料理と栄養の科学 (「おいしい! 」を解き明かす)」など、料理のコツを科学的側面から分かりやすく解説した本を多数執筆されている、食物学のプロです。

さてこれから取り上げる大根のスイーツは、生の大根を細かいダイス状にカットして、きな粉と砂糖をまぶすだけでできる、新食感のきなこ餅です。
ちなみに上の画像はフリッカーからの引用で、本物のきなこ餅ですが、見た目はこれにそっくり。
でも食感は、きなこ餅とまったく異なり、大根らしいサクサクとした歯ごたえが特徴です。
また気になるお味の方は、大根っぽさはまったくなく、むしろ大根に含まれる水気で、きなこ餅とはまた違った、しっとりとしたきな粉の美味しさが楽しめるようです。
(一部情報元:TV「世界一受けたい授業」余りがちな食材 2015年3月15日放映)
大根スイーツの作り方
渋川さんによると、「大根スイーツ」を上手につくるポイントは2つです。
1つは、大根ときな粉を混ぜる時、菜箸やスプーンなどを使わずに、ボール自体を振ること。
そうすると、大根にきな粉がまんべんなくしっかりとつくようです。
またもう1つは、作ったらすぐに食べること。長く置いてしまうと大根の水分が出過ぎて、ビチョビチョになってしまうそうです。
大根 | 100g | きな粉 | 大さじ5 |
砂糖 | 大さじ6 |
- きな粉と砂糖をボールに入れて混ぜる。
- 大根は7~8ミリ角に切り、キッチンペーパーで表面の水分を拭き取る。
- 2を1の中に入れ、ボールを振って混ぜる。
- 全体にきな粉がついたら、表面のきな粉がしっとりするまで5分ほど置く。もう1度ボールを振って混ぜる。これを5回ほど繰り返したらできあがり。
大根を切って混ぜるだけでできる、とても簡単なおやつです。ヘルシーなところがまたいいですね。
甘いものがちょっと食べたいと思った時に、覚えておくと便利そうですよ。