すり鉢とすりこ木を使って、炒りたての胡麻を擦っている時、私はとても癒やされます。胡麻の香ばしいにおいが素晴らしく、何というか自然の恵みがとても有り難く思えます。
食品を細かくする調理道具には、フードプロセッサーのような便利なものもありますが、時間がある時にはゆったりとした雰囲気に浸りながら、すり鉢&すりこ木を使ってみるのも気持ちが落ち着いていいですよ。
今日は、すり鉢&すりこ木の魅力をお伝えします。
すり鉢&すりこ木
すり鉢&すりこ木の使い方は、人によって実にさまざまです。
たとえば、私は以前マクロビオティックを勉強していたことがありますが、マクロビオティックでは、すりこ木を右回りに動かすのと左回りにするのとでは、まったく違う意味があります。あまり詳しいことには触れませんが、右だと陽性の気が、左だと陰性の気が食品に入ると言われています。
他にもたとえば、「胡麻の外皮をむくように」とか「胡麻の油が出ないように」というように、胡麻を擦る際の力加減を教える方もいらっしゃいます。
なるほどと思うこともありますが、最近の私は、かなりテキトーです。使い方はその時の気分で決める。胡麻をどんなふうにしたいか想像しつつ、すりこ木を動かす。それでいいと思っています。
すり鉢&すりこ木を、たまに使ってみるのはおすすめですよ。
先にお伝えしたように癒やし効果がありますし、いざ使ってみるとフードプロセッサーよりラクだったということもしばしばあります。
すり鉢&すりこ木は、形が単純ですから洗うのがラク。電気代もかかりません。さらに潰しやすい食材だったら、むしろフードプロセッサーを出すより速いことも多いですよ。