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「絵に描いた餅」は本当に不必要?

投稿日:2010年10月12日 更新日:

「絵に描いた餅」とは、どんなに巧く描かれていても食べられない餅であることから、役に立たないものや何の値打ちもないものを指します。

美術家の森村泰昌さんは、この本の中で、”餅を絵に描く”ことこそが芸術であり、「絵に描いた餅」は人間にとって必要不可欠であると説いています。

『一般的に「絵に描いた餅」ではなく「食べられる餅」を作らなくてはいけない、それが必要なのだと言われます。でも、それは順番が逆なのだと私は思います。「美味しそうな餅の絵を描く」ことができてこそ、「食べられる美味しい餅を作る」ことも出来るようになる、と考えるべきではないでしょうか。』

「絵に描いた餅」を芸術の例えにしているところは、先日訪れたあいちトリエンナーレで私が感じたアートの閉塞感をリアルに示しているように思いました。森村さんのこの話しからは、そこから抜け出す解決策が見えてきます。芸術が「食べられる美味しい餅を作る」ための前提であるという視点は、今後のアートを考える上で、大変重要なことのように思います。その際に既存のアートを意識する必要は全く無いと思います。

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