▲キューバの画家Wilfredo Lamの作品は、アートバーゼル・マイアミビーチで$300,000,000の高値をつけた。
今年9回目となるアートバーゼル・マイアミビーチは、スイスで毎年行われているアートバーゼルの姉妹フェアであり、全米最大のアートフェアです。今年12月2日?5日に行われた同アートフェアからは、キューバの近現代アートへの世界的な関心が伺えるようです。
アートは、アメリカで購入出来る数少ないキューバ商品の一つだそうです。アートは、キューバからの輸入規制品に含まれていないため、比較的自由に二国間を動くことが出来るのだそうです。現在その主要な出入口となっているのが、マイアミ。マイアミは古くからアメリカにおけるラテンアメリカ系コミュニティーの中心地でもあります。
マイアミでは毎年多くのアートフェアが開催されますが、その中の一つ Arte AmericasのディレクターLeslie Pantin氏によると、”ラテンアメリカのアートはまだ比較的価格が手ごろなため、非常に近づき安く、最近はそこからコレクションをはじめる人も多い。彼らコレクターやギャラリーの出資を下支えしているのは、ラテンアメリカのアートの質それ自体である。”ということです。
キューバ国内ではアートについても未だ左派的影響のある中で、マイアミのアートフェアは、キューバのアーティストにとって数少ない熾烈な競争の場となっているそうです。キューバは、さらなるアートを見い出せる可能性を秘めているといえそうです。
参考
Why the world is heading to Miami to buy Cuban art
By Laura Allsop for CNN December 14, 2010
アートバーゼル・マイアミビーチ
Art Basel Miami Beach