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中国のアーティスト、アイ・ウエイウエイ氏解放の波紋

投稿日:2011年6月27日 更新日:

ai.weiwei

中国の美術家アイ・ウエイウエイ氏が、23日木曜日、およそ3ヶ月間の中国当局による拘束の後に解放されました。
彼は集まった記者団やファンに対し、「申し訳ありません、何も話せません。私は執行猶予中です、御理解ください。」とコメントしています。

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彼は今後1年間、中国政府の特別な許可が無い限り北京から出ることが出来ません。

Ai’s release comes with a caveat: a year-long probation that prohibits him from leaving Beijing without special permission from the Chinese government.

「北京から出ることが出来ない」というのは、おそらく海外渡航が出来ないだけでなく、北京から出ることも禁じられているということだと思います。中国政府は、彼を脱税の罪で拘束したと説明していますが、マスコミや彼のファンからは殆ど信じられていないようです。

中国政府による厳しい検閲下にある中国版Twitter、「Sina Weibo(新浪微博)」では、アイ・ウエイウエイ氏の拘束後、彼の存在を匂わせる”release” “AWW”  “the fat guy”や、彼の中国名(艾未未) に由来する “love the future,” などの言葉の使用が禁止されたそうです。
そんな環境下でも、中国のブロガーは、中国当局に対する不満を表現する方法を色々と模索していたようです。中国による検閲が厳しくなればなる程、それを破りたいと強く思う人が出てくることが自然だと思います。中国政府の強引さは逆効果です。
あるブロガーによれば、中国政府は、今回のアイ氏の拘束を題材に”Founding of a Party”という最新のプロバガンダフィルムを作成したそうです。多くのブロガーが言うように、アイ氏の逮捕の理由は、やはり脱税ではないのでは?と疑いたくなります。

アイ氏の解放を、中国における言論の自由の勝利だと解釈する傾向もあるようです。アイ氏は逮捕前、中国当局に対する厳しい政治的批判を繰り返していました。それは作品にも反映されています。
そのような解釈は、

様々な人権擁護団体によって広まっていますが、彼らの誰1人としてアイ氏解放の条件に満足している人はいない(This view was echoed by various human rights groups, none of which were particularly satisfied with the conditions of Ai’s release.)

とCNNは記事に書いています。

1年という執行猶予期間をあっという間だと思えばそうなのかもしれませんが、多くの人が納得出来ない不透明な状況の中でアイ氏の自由を奪う中国政府の判断には、強い違和感を感じます。彼の自由な創造力まで拘束されないことを願っています。

参考資料
Ai Weiwei’s release accentuated by web censorship  By Benjamin Gottlieb  CNN June 24, 2011 

アイ氏の解放を願う人々
ai.weiwei2

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