やまでら くみこ のレシピ

人気レシピの作り方を分かりやすく紹介します。

黄金町バザールを覗いてきました。

投稿日:2011年8月28日 更新日:

 今日は遠藤一郎さんのワークショップに参加したくて、横浜の黄金町に出かけました。でも開始時間より2時間も遅れてしまったので、現地に着いた時にはワークショップは既に終わっていました。彼の車がぽつんと残っていました。
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 遠藤さんはこの車で被災地に出かけ、現地でワークショップをしています。先日あるトークイベントで彼は、”被災地ではアートが必要とされているけど、活動を続けていく資金が足りない。僕の作品を買ってください。”と懸命にアピールしていました。”買ってください!”というストレートなメッセージが、彼の場合、全くいやな感じになりません。
 私は彼の車を間近で見るのが初めてでした。近寄って細部を見ると、たくさんの人の願い事が書かれていました。
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 ついでに横浜トリエンナーレのメイン会場の1つでもある黄金町バザールに寄ってきました。
黄金町はかつて違法な売春宿が多く集まる歓楽街でしたが、2008年より、アートの力で町を再生しようというプロジェクトが進行中です。高架下周辺には今でも当時の小さな古い建物がぎっしりと並んでいるところが残っていますが、アートのために新しく出来たモダンな空間が混在していて少々奇妙な雰囲気です。

 ここでは20数名のアーティストが、トリエンナーレの期間に合わせて制作をし、その後出来上がった作品を展示することになっています。今はまだ制作期間中なので、お客さんもまばらです。高架下にある制作スペースをちょっと見学させてもらいました。
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 こんな感じ。通路の左側がガラス張りのプライベートルームになっていて、作家さんはそこで制作していまいした。

 トリエンナーレ期間中、彼らは無償でこの制作場所を提供されています。しかし黄金町には、制作場所も住居も自分で負担して住み着いている作家さんも多くいます。
 この日出会った工芸家の彼女は、”それでも黄金町はアーティストとして滞在すると全然安く生活出来ます。この辺りにはアーティストがどんどん増えていますよ。”と言っていました。彼女は仲間3人で、今では使われなくなった店を借りて制作場にしています。大通り面しているため、制作しながら色々な人とコミュニケーションが出来るのが楽しいそうです。
 彼女はその時仕事中で、仕事場はシャッターが閉まっているようでしたが、何となくそこを見てみたかったので、行ってみました。
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 これが彼女の制作場所。(シャッターが閉まっていますが。)この辺りには、こんな風に営業していない店がたくさんあります。正直寂しい雰囲気が町に溢れています。歓楽街の拡大によって多くの地元の住民がこの町を去ったそうですが、その名残なのかもしれません。
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 近くを流れる川は異臭を放っています。環境問題も深刻です。
 アートの力を使った地域振興の例はたくさんありますが、この黄金町の特徴は、住民が進んで町を変えようとしているところ。今でも町の環境の深刻さはしっかりと残っていますが、彼らの熱意できっと活気のある町に変わっていくことでしょう。 
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 町の一角には産直の野菜が並ぶコーナーが設けられていました。

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