やまでら くみこ のレシピ

人気レシピの作り方を分かりやすく紹介します。

エミリー・ウォーディルの「Sick Serena and Dregs and Wreck and Wreck」・パトリック・ブランの「CNAC Wall」

投稿日:2011年11月27日 更新日:

 今年の9月1日にオープンしたばかりの、南青山にあるCNAC(CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex)に行ってきました。CNACは、イタリアのファッションブランドCoSTUME NATIONALの店舗と、現代アート・建築・デザインなどの展示スペースCNAC LAB、フランスの現代美術家パトリック・ブラン(Patrick Blane)の設計したカフェ&バーCNAC Wallの3つの空間からできています。

 場所は骨董通りから細い道に入ってちょっと奥まったところにあり、少々分かりにくいです。辿りついてみると、庭の植物が行儀よく並んでいる、大変上品な雰囲気の空間でした。↓
saoyama

 私は今日ここにおよそ30分くらい居ましたが、その間一人もお客さんが来ませんでした。はじめから私一人だけ。寂し?い。日曜の昼なのに。おしゃれで居心地のいい場所なのに、もったいない。

 CNAC LABでは、エミリー・ウォーディル(Emily Wardill)「Sick Serena and Dregs and Wreck and Wreck」が上映されていました。この作品は、今年のベネチアビエンナーレの企画展「ILLUMInations」で発表されたものです。
 黒カーテンの中には30人分くらいの観客席ありましたが、ここでも私は一人でした。寂し?い。でも、ウォーディルのステンドグラスの中に入り込んでしまったような美しい映像をちょっとだけ独り占めした気分になりました。
 彼女は教会のステンドグラスにある寓話と、それを現代版にリメイクした寸劇を絡めて一つの映像をつくっています。Web上の作品解説によると、中世の教会のステンドグラスが使われているそうです。
 現代版寸劇の中に、彼女は敢えてぶっきらぼうなエッセンスを加えています。これはステンドグラスの趣のある重厚感のある雰囲気とは全く相容れない要素なのですが、その現代版に、ステンドグラスの中に居るような彩度の高い画像を挟みこむことで、全てをうまく繋げて見せています。見終わったあとは、現代の雑画まで全てがまとまった1つのステンドグラスの中の寓話のように見えてきました。

 最後にちょっとだけ、カフェを覗いてきました。中には杉本博司さんの作品もあるようなので、本当は食事をしてみたかったのですが、一人では入りづらかったため、あきらめました。
 パトリック・ブランの作品は入口から見ることが出来ました。↓
saoyama2

素敵なカフェ&バーです。デートにぴったりですよ?。
 ブラン氏の作品のすごいところは、単なる植物の寄せ集めでないところ。植物学者である彼は、科学的見地で植物の種類や置く位置を厳選し、そこに永続的な生態系を生み出しているそうですが、(スゴイ!)さらにビジュアルとして見ても面白いのがいいですね!デリケートなケアが必要なのだろうと想像しましたが、定期的な水やり以外は、数年間ほとんど何もしなくてよいそうです。
 植物だから、全く変わらないわけではないでしょう。どのような変化を遂げるのか興味が湧きます。定期的に見に行こうか?という気になります。カフェで、植物の変化を撮った写真をストックしておいたらいいのにと思います。私が客だったら喜びます!
 私は彼の作品を間近で見たことがないのでよく知りませんが、彼の作品の多くは土が使われていないそうです。植物にとって土は必ずしも必要ではないようです。彼の作品は、写真をいろいろと見るだけでも面白いです。→写真いろいろ

CNACに、もっとお客さん来たらいいですね。

エミリー・ウォーディル「Sick Serena and Dregs and Wreck and Wreck」
 11月4日(Fri)?2012年1月15日(Sun)
CNAC(CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex)にて

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