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エドガー・マーティンズの「The Time Machine: An Incomplete and Semi-Objective Survey of Hydropower Stations」

投稿日:2011年12月16日 更新日:

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エドガー・マーティンズ(Edgar Martins)の展覧会「The Time Machine: An Incomplete and Semi-Objective Survey of Hydropower Stations」を見てきました。

展示されている写真には、1950年代?1970年代につくられた水力発電所の内部が写っています。これは、ポルトガル出身のエドガー・マーティンズが、故国の水力発電プロジェクトのレジデンスプログラムに招聘された際に撮影したものだそうです。
発電所の中では、かつて200人以上もの人が働いていました。しかし現在そこはコンピューターで遠隔操作されており、ほぼ無人の状態で運転されています。彼の写真には、人がまったく写っていません。
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おそらくかつてこの水力発電所は、地域に暮らす人々の理想の生活を半永久的に実現するためにつくられたものでしょう。そして発電所自体もまた、半永久的にたくさんの人が働く活気のある場所であり続けると考えられていたに違いありません。しかし、時代は移りゆき、以前の姿をまったく想像できないほどに変わり果ててしまいました。今となっては余計としか思えない巨大な設備がただむなしく動いているだけです。
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写真の撮りようによっては、たとえばこの発電所の変化をもっとドラマティックに見せることも、またノスタルジックに見せることも可能だったと思います。しかし、彼はあえて感情を湧かせる何かを徹底的にそぎ落として、被写体の表情を最小限に絞っています。彼は、むしろそうすることで、発電所の空虚が、そして移りゆく時代の空しさがあぶり出されると考えているのだと思います。
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エドガー・マーティンズ 『The Time Machine: An Incomplete and Semi-Objective Survey of Hydropower Stations』
?11月19日(土)?12月17日(土) 開廊日時:火?土 11:00-19:00
山本現代にて
※掲載している写真は、山本現代さんの許可を得てやまでらが撮影したものです。







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