やまでら くみこ のレシピ

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草間彌生のような人生を生きてみたいか

投稿日:2012年4月19日 更新日:

無限の網 
「無限の網」 ?草間彌生自伝? 草間彌生 著 
オススメ度 ★★★★☆

 幼少の頃からの幻覚や幻聴、また、両親の絶え間ない諍いによって不安定な成長期を過ごした草間彌生は、当時を振り返り、自分は病を抱えていたと語っています。そして、その病を克服する唯一の手段が、「芸術を作りつづけること」であったそうです。彼女にとって、芸術とは、生きるために必要不可欠なことでした。

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 生きることと芸術とが彼女ほどぴったりと重なる人物は、世の中にそれほどいるとは思えません。草間が芸術を欲する思いの強さ、それ自体が、私は、彼女の才能のように思えてなりません。

 草間の比類のない芸術に対する情熱は、彼女を世界の大芸術家へと押し上げました。彼女は、多くの人に認められました。
 しかしながら、草間のような人生を生きてみたいと思う人はどれくらいいるのでしょうか。私はそう多くはないと思っています。
 少なくとも私は、彼女の人生が羨ましいとはまったく思えません。それは彼女から、どうしようもない苦しみを感じるからだと思います。たくさんの人に認められなくてもいいから、もっと楽に生きたい。私はそう思います。

 そんな私が、草間の作品をそれほど理解できるとは正直思えません。草間彌生は、何だかスゴイ。彼女の勢いには圧倒される。私は、彼女の作品から、また、彼女自身の存在から、素直にそう思います。けれどもそれは、私自身のリアリティーからは遠く隔たったところのものという感じがどうしてもしてしまうのです。

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