料理研究家の浜内千波さんが考案した、オムレツのレシピをご紹介します。
「モンサン・ミッシェル ふわふわオムレツ」です。
フランスの世界遺産モンサン・ミッシェルにある老舗レストラン「ラ・メール・プラール」で人気のオムレツを再現したレシピで、ふわふわの食感に仕上がります。
浜内さんによると、画家のパブロ・ピカソやデザイナーのクリスチャン・ディオールといった歴史に名を残す著名人も、同店のオムレツに舌鼓を打ったそうですよ。
ちなみに日本には、東京丸の内とみなとみらいに支店があり、このオムレツは一番人気のメニューになっています。
(一部情報元:日本テレビ「PON!」2015年4月13日放映)
モンサンミッシェルのオムレツの作り方
「モンサン・ミッシェル ふわふわオムレツ」のレシピです。
卵 | 2個 |
とろけるチーズ | 20g |
塩 | 少々 |
バター | 小さじ1 |
- ボールに卵白(2個分)と塩を入れ、泡だて器で4~5分泡立てる。
角が立ったら、泡を潰さないようにボールのへりから卵黄を1個ずつ(計2個)入れ、その都度よく混ぜる。 - 温めたフライパンにバターを引く。
- 2のフライパンに、1を一気に入れる。
- 薄っすら湯気が出て表面がプツプツしてくるまで、中火弱で片面だけを2分ほど加熱する。
- 4の上にチーズをのせてフタをし、火を止めて余熱で1分蒸らす。
- 円形に焼きあがったオムレツを皿に移し、半分に折ったらできあがり。
ゆるく固まったメレンゲと、チーズのとろっとした食感が絶妙な、美味しいオムレツが出来ます。
本物のモンサンミッシェルのオムレツ
ちなみに上の写真が、本物のラ・メール・プラールのオムレツ。厚みが5センチほどもある、半円形の巨大オムレツです。
卵の使用量がまったく違うということもあり、本物の方がずっと厚みがありますが、浜内さんのレシピでも、卵をもっと厚めに焼けば、この見た目に近づくと思います。
私の試作(冒頭の写真)では、レシピ通りの卵2個を17センチくらいの円形に焼いたところ、仕上がりの厚みが3センチほどになりました。
本物のラ・メール・プラールのオムレツは、ナイフを入れると、その瞬間に中身がどっと溢れ出ます。
卵が固まっているのは表面だけで、中身はほぼ泡立てられた卵液のままの状態。とても変わったオムレツです。
浜内さんのオムレツは、中身がほぼ液体に近い本物よりは少し固めの仕上がりですが、卵のふわふわ感は十分出ます。
また浜内さんのレシピは、本物のオムレツには入っていないチーズを加えていますが、私は本物の味に少し物足りなさを感じたので、浜内さんのチーズ入りオムレツの方が好きです。
ふわふわオムレツの、超おすすめレシピですよ。