医師・南雲吉則さんの薦める、「まるごと食べる」食事法

投稿日:2012年7月2日 更新日:

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健康的な食生活を想像してみて?と問われたら、みなさんはどのようなことを真っ先に思い浮かべますか。
私は、「いろいろな野菜や果物をたっぷり食べる」ということでしょうか。ヘルシーな食材の筆頭に、野菜や果物が出てくるんですね。私の場合。

だけど、そんな野菜や果物と言えども、ばっかり食いはよくないですね。いろいろな種類のものを食べた方が健康的だと思います。
子供の頃から今までのことを思い返すと、私は、この「いろいろなものを食べる」という価値観だけはずっと保持し続けてきたように思います。

2つの食生活指針

「いろいろなものを食べる」という私の食生活に対するビジョンの出所は、おそらく、「1日30品目」にあると思います。これは、1985年に当時の厚生省によってつくられた食生活指針の基軸でした。
30という数字が妙に気になります。具体的な数値を用いた表現には、このガイドラインを印象づけるねらいがあったようです。「分かりやすさ」「指導のしやすさ」「広まりやすさ」が考えられてのことのようです。
たかが30とは言っても、食材の種類であることを考えると、かなりゴッツイ数字であるようにも思えます。何だか強迫されている感じもしないわけではありません。でも、理解しやすかったことは確かです。

このガイドラインは、2000年に改訂されました。新しい食生活指針は、「主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを考えましょう」というもの。
表現がかなり緩くなったため、聞こえは良いかもしれません。でも、とても分かりにくいのが難点ですね。

もっと分かりやすくて、実行に結びつきやすい食生活の目標があればいいな。私は最近そんなことを考えていました。

南雲さんのすすめる「まるごと食べる」食事法

そんな折、偶然私の目に留まったのが、BIG tomorrowの7月号に掲載されている医師・南雲吉則さんのアドバイス。これは分かりやすくて体にも良さそう。いいんじゃない?と思いました。
南雲さんは、こんなことを言っています。

俺がすすめるのは、「まるごと食べる」方法なんだ。

南雲さんは、食材を丸ごと食べるだけで健康になれると言います。もし本当にそうだとしたら、これはとても分かりやすいアドバイスですね。先の「1日30品目」よりも、すーっと何の抵抗も感じずに受け入れることができるように思います。

彼が言う「丸ごと食べる」とは、つまりこういうことです。例えば、大根は、皮をむかずに葉の部分も捨てずに調理して食べる。魚だったら、骨も頭も食べる。
南雲さんは、次のように言っています。

 なぜ(まるごと食べること)が身体にいいか、栄養バランスがいいか?(例えば)魚のすべてを食べることは「人体を構成している栄養素と同じ種類の栄養を同じ比率でとりこむこと」だからさ。
だって生命の源は海から誕生してる。俺たち人類の祖先をさかのぼっていけば魚になるんだ。身体を構成している栄養素は、基本的に一緒というわけ。わざわざ野菜や穀物から別々にとらずとも、魚を丸ごとで必要な栄養がとれちゃうわけだ。

南雲さんのこの「まるごと食べる」食事法というのは、以前私が学んでいたマクロビオティック(食養)でいうところの「一物全体食」にあたります。
南雲さんは肉を一切食べないそうですが、彼のこのアドバイスを知ると納得できます。なぜなら、この考えを実践すると、必然的に肉を食べなくなるからです。一度に牛を丸ごと1頭食べるのは難しい。(笑) いくら大食いの人でも、それはちょっとムリですよね。せいぜい、鶏を丸ごと1羽食べられるくらいでしょうか。
また、大型の魚にも同様のことが言えます。マグロやカツオなどは、牛ほどではないかもしれませんが、丸ごと食べるのはほぼ不可能でしょう。

「まるごと食い」ができるのは、穀物や豆類、野菜、果物、小魚。南雲さんは、穀物は精製しない、野菜や果物は皮をむかない。小魚は頭からしっぽまでまるごと食べることを薦めています。

南雲さんに薦められるとなんだか説得力があります。これを忠実に実践すると、彼のように驚くほど若い容姿をゲットすることが出来るかもしれませんね。

最後に、南雲さんがすすめる「丸ごと食い」レシピを1つ簡単に載せます。おにぎりのレシピです。彼いわく、これを食べれば「元気マグナム級で一日を過ごせる!」そうです。

【スーパーライスボール】
材料
玄米ごはん
いり胡麻
桜えび
しらす

つくり方は、上記の材料をすべて混ぜておにぎりにするだけ。美味しくいただくには、さらに少々の塩気があった方がいいですね。

参考資料:
厚生労働省 新しい食生活指針
栄養相談Q&A 日本栄養士会
ごぼう天国

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