
ご飯のカロリーを大幅にカットする裏ワザをご紹介します。
米国の雑誌「TIME」で話題になったご飯の炊き方で、TBSテレビの「初耳学」で取り上げられました。
同雑誌によると、白米を炊く時にココナッツオイルを入れることで、カロリーを半分にすることが可能なのだそうです。

情報元の記事は「This Cooking Trick May Cut Rice Calories in Half」をご覧ください。
ココナッツオイルご飯の詳しい炊き方と、カロリーオフできる理由をお伝えします。
(一部情報元:TBSテレビ「林先生が驚く 初耳学!」2015年5月10日放映、「TIME」2015年3月4日号、TBSテレビ「名医のTHE太鼓判」2019年4月1日放映)
ココナッツオイルご飯のレシピ

まず最初に、「初耳学」で話題になった、ご飯のカロリーを50%オフする炊き方をご紹介します。
米 | 適量 |
ココナッツオイル | 米の重量の3% |
- 白米の重量の3%のココナッツオイルを入れて米を炊く。
- 炊きあがったご飯を、冷蔵庫で12時間冷やす。
ココナッツオイルのおおよその分量は、次の表を目安にしてください。
お米の量 | ココナッツオイルの量 |
---|---|
1合(約150g) | 小さじ1 |
2合(約300g) | 小さじ2 |
3合(約450g) | 大さじ1 |
炊き上がったご飯は、ほのかなココナッツの香りがしますが、あまりクセはありません。
なによりも、カロリーが半分になるのはとても魅力的。
ダイエットをしたいけれど、ご飯も食べたいという方におすすめです。
ちなみに、「TIME」によると、工程2で冷やしたご飯は、温めなおしてもカロリーオフできるそうですよ。
ご飯のカロリーを半分に減らせる理由

ところで、なぜ、ココナッツオイルを入れて炊いたご飯を冷やすと、カロリーが半分になるのでしょうか。
それは、米のデンプンが栄養として吸収されにくくなるからだそうです。
米は、体内に吸収されやすいデンプンと、吸収されにくいデンプンで構成されています。
ココナッツオイルを入れることと、ご飯を冷やすこと、その両方の効果によって、吸収されやすかったデンプンが、吸収されにくいデンプンに変わるのだそうです。
ちなみに、TBSテレビ「名医のTHE太鼓判」では、ココナッツオイルを加える効果について、次のように説明していました。
ココナッツオイルを入れてご飯を炊くと、ご飯に油の膜を張ることになるので、血糖値の急激な上昇を抑えられるとのことです。
ご飯のカロリーをオフする方法もう1つ

最後に、ご飯のカロリーをオフする方法をあともう1つご紹介します。
ご飯を炊く際に寒天を入れ、「寒天ご飯」にする方法です。
寒天に詳しい、東京警察病院の整形外科医 澤田彰史さんによると、寒天に豊富に含まれる食物繊維には、次のような健康効果が期待できるそうです。
- 肥満防止
- 便秘解消
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- 悪玉コレステロールの減少
ご飯に寒天をプラスしても、ご飯自体のカロリーが下がるわけではありません。
でも、寒天の食物繊維が加わることで満腹感が得られやすくなるので、ご飯の量を減らしやすいです。
その結果、ご飯のカロリーをオフすることができますよ。
料理研究家の小菅陽子さんのレシピ