
安い乾燥パスタを、高級店の生パスタに変える裏ワザをご紹介します。
高級な生パスタは、モチモチとした食感があり、小麦粉の風味が豊かです。
一方の安い乾燥パスタは、コシがなく、風味が乏しいことが多め。
勿論まずいわけではありませんが、くらべると、少し物足りなさを感じます。
でも、日本テレビの「トリックハンター」というテレビ番組によると、安いパスタをあらかじめ水に浸すだけで、モチモチとした食感の風味豊かなパスタに変えることができるそうです。
今回実際に試してみたところ、たしかに効果がありました。
詳しいやり方をお伝えします。
(一部情報元:日本テレビ「真実解明バラエティー!トリックハンター」2015年5月20日放映、フジテレビ「発見!なるほどレストラン」2015年6月2日放映)
安いパスタを美味しくする裏ワザ

安いパスタを、高級生パスタに変えるには、下の手順でパスタを茹でます。
用意するもの
乾燥パスタ |
水 |
パスタが入る位の大きさの容器(パスタケースなど) |
手順
- 乾燥パスタを容器に入れ、パスタが浸かるくらいの水を加える。そのまま2時間ほど置く。
- 1で使った水を鍋に入れ、さらに必要な分だけ水を足して、塩を加えてパスタを茹でたらできあがり。
安い乾燥パスタが美味しくなる理由
番組によると、美味しくなる理由は次の2つです。
1つは、乾燥パスタを水に浸けると、パスタが水分を含み、生パスタのようなモチモチとした食感になるため。
もう1つは、パスタを浸した水で茹でることで、水に溶け出した小麦がパスタに絡み、小麦の風味が出るためです。

やり方は、まず、乾燥パスタを容器に入れて、パスタが浸かるまで水を加えます。
容器は、パスタケースを使うと便利です。
なお、今回使用したパスタは、500g110円の安い乾燥パスタです。

パスタを水に浸けたまま2時間置きます。
上の写真は、2時間後の様子。
パスタの色が、かなり白っぽく変化します。
でも、最後にパスタソースを絡めてしまうと、麺の色の違いは、ほとんど分からなくなりました。

パスタを2時間水に漬けた後は、箸で持ち上げるとしんなりとするくらい柔らかくなります。
パスタを茹でる時には、容器に残った水に、さらに必要な分だけ水を足して使います。
湯で時間は、通常7分茹でるパスタで、1~2分ほど短くすることができました。
パスタの茹で時間について
情報元のテレビ番組が放映された2週間後に、別のテレビ番組で、同じ裏ワザが紹介されました。
「発見!なるほどレストラン」によると、「ゆで時間が10分のパスタ」を2時間水に浸すと、2分で茹で上がるそうです。
私が試した結果と違いますが、かなりの時間短縮になることもあるようですよ。
さて、できあがりですが、たしかに、モチモチとしたコシがあるパスタになりました。
普通に茹でた場合とくらべて全然違う食感になったので、驚きです。
少量の湯でかき混ぜずに茹でても、麺がくっつかないところも気に入りました。
調理の2時間前に準備する必要があるので、思い立ったらすぐに作れるというわけではありませんが、時間をかけるだけの価値はあると思います。
ぜひお試しください。