料理研究家の浜田陽子さんが考案した、生姜焼きの作り方をご紹介します。
かなり変わったレシピです。
肉にワサビを塗り、蒸してから、下味をつけて焼きます。
このようにすると、柔らかくて旨みのある生姜焼きに仕上がるそうです。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」2015年5月24日放映)
浜田流 生姜焼きの作り方
浜田さんが考案した、生姜焼きのレシピです。
豚肉は、薄くスライスしたものではなく、かたまり肉を使います。
練りワサビ
下味用の調味料
- かたまり肉の表面に、どっさりとワサビを塗る。そのまま30分ほど置く。
- 蒸気の立った蒸し器に1を入れ、6分ほど加熱する。
- 肉の表面に残ったワサビと水気を、キッチンペーパーなどできれいに拭き取る。
- 肉を少し厚め(1センチくらい)に切る。
- 4に下味をつけ、フライパンで焼いたらできあがり。
浜田さんによると、薄切り肉ではなく、かたまり肉を使う理由は、厚さが調整しやすいから。
生姜焼きは、ちょっと厚めに切った方が美味しく仕上がるそうです。
またワサビを塗る理由は、旨みをプラスし、肉の脂臭さを軽減するため。
練りワサビには、旨み成分であるアミノ酸がたっぷりと含まれています。そんなワサビをたっぷり塗って、旨みを肉に染みこませるというわけです。
浜田さんは、ワサビの黄緑色が分かるくらいたくさん塗っていました。
これほどたっぷり塗っても、加熱することで、辛さは飛んでしまうようです。面白いですね。
さらに、焼く前に蒸すと、硬くなりがちな生姜焼きを、柔らかく仕上げることができるということです。
ところで、このように肉を2段階に分けて加熱する調理法を、以前このブログで紹介したことがあります。
フレンチのシェフ・水島弘史さんがすすめる「冷めても美味しい唐揚げの作り方」です。
水島さんは、肉を揚げる前に、低温で茹でます。
そうすると、柔らかくてジューシーな唐揚げに仕上がると、水島さんはおっしゃっています。
水島さんは、浜田さんと同じ理由で、肉を2回に分けて加熱しています。
リンク先も合わせて参考にしてください。