
ホワイトオムレツのレシピをご紹介します。
人気ホテル「ザ・キャピタルホテル東急」の中村直人シェフがすすめる、美味しいホワイトオムレツの作り方です。
ホワイトオムレツとは、卵白だけを使ったオムレツのこと。
卵白には、体に吸収されやすい良質のタンパク質が多く含まれているので、ホワイトオムレツは、美容と健康にとても良いと言われています。
たとえば、アンチエイジングの専門家・日比野佐和子さんは、ホワイトオムレツを積極的に食べているそうです。
日比野さんによると、卵白に含まれるタンパク質には、肌の新陳代謝を上げて、シミを出来にくくする効果が期待できます。
さて、レシピ考案者の中村さんによると、ホワイトオムレツを上手に作る最大のポイントは、卵白を泡立て過ぎないことです。
(一部情報元:日本テレビ「PON!」本格ホワイトオムレツのレシピ 2015年6月8日放映)
ホワイトオムレツ(卵白オムレツ)のレシピ

ホワイトオムレツを上手に作るポイントは、2つあります。
卵白を泡立て過ぎない
卵白を泡立て過ぎると、なめらかな仕上がりになりません。
卵白の弾力が無くなり、サラサラになるくらいが、泡立て終了の目安です。
手早くかき混ぜる
卵白をフライパンに流し入れたら、耐熱性のゴムベラなどで手早くかき混ぜます。
卵白のオムレツは、普通のオムレツにくらべて固まりやすいのが特徴です。
卵はまわりから固まってくるので、外側の卵白を内側へ入れ込むように全体を混ぜます。
なお、生クリームを加えると、味がまろやかになり、コクが出ます。
材料
卵白 | 4個分 |
塩 | 少々 |
コショウ | 少々 |
生クリーム | 30cc |
バター | 適量 |
作り方
- 卵白をボールに入れ、泡だて器で混ぜる。あまり泡立て過ぎないように注意する。
- 1に塩・コショウ・生クリームを加えて混ぜる。
- 温めたフライパンにバターを引き、2を一気に流し入れる。耐熱性のゴムベラを使って手早く混ぜながら、卵に均一に火が通るようにする。全体が固まってきたら、いったん火から下ろす。
- 3のフライパンを奥を下にして傾け、手前側の卵のフチを返しながら前に寄せ、オムレツの形を作る。この状態で少し火にかけ、表面が固まってきたら、ひっくり返す。できあがり。

実際に作ってみたところ、満足度の高いオムレツができました。
上の写真は、私が作ったホワイトオムレツです。
見た目はイマイチになってしまいましたが、味はなかなかイケます。
ホワイトオムレツは、全卵で作ったオムレツとくらべると美味しくなさそうなイメージがありますが、全然そんなことはありません。
生クリームを補うと、コクが出て香りが良くなります。
このレシピだったら、卵白だけでも十分満足できますよ。
私はこれまで、卵白をメレンゲ状にしてホワイトオムレツを作っていましたが、あまり泡立てない方が、しっとりとなめらかに仕上がります。
残った黄身の使い道

ところで、ホワイトオムレツを作ったあとに残った黄身は、幅広いお料理に使えます。
簡単に食べたい場合は、ラーメンやうどんやパスタのトッピングにしたり、ご飯にのせて卵かけご飯にするのがおすすめです。
もし卵黄が大量に残ったら、「卵黄の醤油漬け」にするのもいいですよ。
そのまま保存するよりも日持ちしますし、ワンランク上の卵かけご飯が作れます。
卵黄の醤油漬けの日持ちは、冷蔵で3〜4日です。

また、卵黄は、冷凍保存もできます。
タッパーに入れてフタをして冷凍庫に入れると、1ヶ月ほど日持ちします。
卵黄を冷凍すると、簡単に箸でつまめるほど固まり、弾力が出ます。
また、生の状態よりも粘度が増すので、より濃厚な味に感じられます。
冷凍した卵黄も料理に幅広く使えますが、一番のおすすめは、やはり卵かけご飯。
是非お試しください。