
管理栄養士の岸村康代さんがすすめる、血糖値を下げるゴーヤのレシピをご紹介します。
岸村さんによると、ゴーヤの苦み成分である「チャランチン」と「モモルデシン」には、血糖値を下げる効果が期待できます。
そのため、高血糖状態が続くことが原因の1つとされている、脳梗塞や心筋梗塞などの血管疾患の予防にも、ゴーヤを積極的に摂るのはおすすめだそうです。

ちなみに岸村さんは、野菜の賢い食べ方を研究しており、13Kgのダイエットに成功した経験をお持ちです。
そしてその体験をもとに、ダイエットに関する本「岸村式 食べちゃダメなものはない! ダイエット 焼肉、ケーキだってOK!」を執筆しています。
(一部情報元:テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」体に良い夏野菜ベスト5 2015年6月23日放映)
「ゴーヤの素揚げ」の作り方

血糖値を抑える効果があるゴーヤの栄養を、効率よく摂るために、岸村さんがすすめる調理法は、素揚げです。
岸村さんが考案した「ゴーヤの素揚げ」は、ワタや種も一緒に丸ごと調理します。
ゴーヤのワタには、実の1.7倍ものビタミンが含まれています。
ゴーヤ独特の苦みが気になるところですが、揚げると苦みは抑えられ、美味しく食べられるそうです。
また血糖値を抑える栄養成分は、水に溶けやすいため、油で調理する方が効率よく摂取できるということです。
ゴーヤ | 適量 |
カツオ節 | 適量 |
酢醤油 | 適量 |
- ゴーヤは、2センチくらいの厚さの輪切りにする。
- 1を素揚げする。これを皿に盛り、カツオ節をかけたらできあがり。酢醤油をかけていただく。
岸村さんによると、カツオ節には、ゴーヤの苦みを和らげる効果があります。
また酢醤油にも、ゴーヤと同じく、血糖値の上昇を抑える働きがあるそうです。

実際に作ってみたところ、気になるほどの苦みはない、食べやすい素揚げが出来ました。
ゴーヤの実の程よいサクサク感と、ワタのとろっとした舌触りがよく合います。
種の硬さにちょっと違和感を感じますが、しっかり噛みしめると、種にはナッツのようなコクがあります。
実だけを炒めた場合とはまったく違った、ゴーヤの豊かな風味が楽しめるお料理です。
ゴーヤを丸ごとムダなく使える上に、調理が簡単なところもいいですね。
ところで、ゴーヤのワタと種は普段は捨ててしまいがちですが、工夫次第で、とても美味しい料理が作れます。
以前このブログでも、ゴーヤのワタを使った「卵スープ」と、ワタと種を使った「チーズおやき」のレシピを紹介しました。
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