
焼きヨーグルトのレシピをご紹介します。
料理研究家の浜内千波さんがすすめる「焼きヨーグルト」です。
焼きヨーグルトは、2014〜2015年にとても流行ったお料理です。
ヨーグルトを焼くと酸味が和らぎ、モッツアレラチーズやカッテージチーズやクリームチーズといったフレッシュチーズのような味と食感になります。
焼きヨーグルトが注目された理由は、3つあります。
1つめは、味も見た目もフレッシュチーズにそっくりなのに、フレッシュチーズの半分以下の材料費で作れること。とても安上がりです。
2つめは、フレッシュチーズにくらべてカロリーがかなり低いこと。
焼きヨーグルトは、モッツアレラチーズの1/3、クリームチーズの1/5という低カロリーです。
3つめは、塩分がフレッシュチーズの半分以下に抑えられること。
食事の塩分が大幅にカットできる上に、幅広い料理にいかせます。
ちなみにヨーグルトを加熱すると、乳酸菌はほぼ死んでしまいますが、最近の研究では、死んだ乳酸菌でも整腸作用や免疫力アップの効果が期待できることが分かっています。
(レシピ情報元:TBSテレビ「あさチャン!」2015年6月26日放映)
焼きヨーグルトの作り方

「焼きヨーグルト」のレシピです。
450gのヨーグルトから、200gの焼きヨーグルトが作れます。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ヨーグルト | 1パック(450g) |
- ザルの上にキッチンペーパーを敷き、その上にヨーグルトをのせ、30分ほど水切りする。
- 1をココット2個に入れ、オーブントースターで10分焼く。
- 2の粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
焼きヨーグルトの作り方

【工程1】
まずザルの上にキッチンペーパーを敷き、その上にヨーグルト(450g)をのせ、30分ほど水切りします。
ちなみにザルの下に残った液体は「乳清」と言って、タンパク質やカルシウムといった栄養が豊富に含まれているので、捨ててしまうのはモッタイナイです。
甘みを足してそのまま飲んだり、ドレッシングの酢の代わりにしたり、ご飯を炊く時に加えたりして使うのがおすすめです。

【工程2・3】
次に水切りしたヨーグルトをココット2個に入れ、オーブントースターで10分焼きます。
そして粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしたら完成です。(上の写真)
トースターから出したての焼きヨーグルトは、まだ表面が柔らかい状態ですが、粗熱を取って冷やすと、モッツアレラチーズくらいに固まります。

焼きヨーグルトは、チーズや生クリームの代わりとして、幅広く料理に使えます。
たとえば上の写真は、モッツアレラチーズの代わりに焼きヨーグルトを使ってカプレーゼを作りました。
本物とくらべると少し柔らかいので崩れやすいという欠点はありますが、見た目はかなりそっくりです。
お味の方は、ヨーグルトらしい酸味が少し残るので爽やかです。でもチーズらしいコクもあります。食感はカッテージチーズに近い感じです。
また焼きヨーグルトを使って、冷製パスタを作るのもいいですよ。
パスタソースは、焼きヨーグルトにオリーブオイルと塩・コショウを加えて作ります。
焼きヨーグルトの酸味が加わることで、さっぱりとした味に仕上がります。
普通のフレッシュチーズで作るよりも爽やかで、むしろ美味しいかもしれません。
焼きヨーグルトは、工夫次第で幅広く料理にいかせますよ。