バタートースト評論家の梶田香織さんがすすめる、「食パンを10倍美味しくする4つの方法」をご紹介します。
梶田さんはこれまで、1000種類ものトーストを食べた経験をお持ちです。
トーストを知り尽くした梶田さんが提案する、トーストを10倍美味しくする4つの方法を、下の順番でお伝えします。
- トーストの正しい焼き方
- ヨーグルト+チーズトーストのレシピ
- フレンチトーストを1分でふわふわにする方法
- パサパサの食パンを復活させる方法
(一部情報元:フジテレビ「バイキング」2015年6月30日放映、テレビ東京「ソレダメ」2018年6月13日放映)
トーストの正しい焼き方
まずご紹介するのは、トーストの正しい焼き方です。
梶田さんによると、トーストには焼き方があります。
食パンの上下と言われても、ピンと来ないかもしれません。
食パンが焼かれた時の天地のことです。
たとえば山型食パンは、膨らんでいる方が上。分かりやすいですね。
四角い食パンにも、同じように上下があります。
それを見分けるには、耳の部分に注目します。
四方の耳のうち、一番シワシワで、触るとザラザラしているのが下。上の写真は、下の耳です。
逆に、ツルツルで見た目もきれいなのが上。これが上の耳。
同じ1枚の食パンでも、よく見ると、だいぶ違います。
もしこれでも判断がつかないという場合は、袋に入った状態を覚えておくと良いようです。
食パンは、焼いた時の状態と同じ向きで、袋に入っているそうですよ。
ところで、なぜトーストするのに、パンの上下を見分ける必要があるのでしょうか。
梶田さんによると、食パンの上の方は密度が低く、ふわふわな食感で、熱が通りやすくなっています。
一方の下の方は、密度が高く、モチモチとした食感で、熱が伝わりにくいのが特徴です。
トースターは、奥の方が比較的温度が上がりやすいので、熱が通りにくい下の方を奥に向けて入れると、焼きムラがなく均一に焼けるということです。
ヨーグルト+チーズトースト
次にご紹介するのは、トーストを絶品スイーツに変えるレシピです。
このレシピ通りに作ると、チーズケーキのような味のトーストが楽しめるそうです。
食パン(6枚切り) | 1枚 |
ヨーグルト(加糖) | 大さじ2 |
練乳 | 大さじ1 |
マヨネーズ | 大さじ1/2 |
とろけるスライスチーズ | 1枚 |
- ヨーグルト・練乳・マヨネーズを混ぜてパンに塗る。
- 1の上にとろけるスライスチーズをのせ、オーブントースター(800W)で3分加熱したらできあがり。
レシピ通りに作ってみたところ、梶田さんがおっしゃる通り、チーズケーキみたいな美味しいトーストが出来ました。
想像以上にチーズケーキだったので、驚きました。
ヨーグルトとマヨネーズの酸味がほど良く効いていて、かなりイケます。
チーズケーキを食べたくなったら、このトーストを作れば十分満足できると思いました。
超おすすめです。是非お試しください。
フレンチトーストを1分でふわふわにする方法
次にご紹介するのは、フレンチトーストを1分でふわふわにする方法です。
梶田さんによると、フレンチトーストを美味しく作るポイントは、パンに卵液をたっぷりと吸わせること。
こだわる人は、一晩くらいパンを卵液に浸すほどだそうです。
でも、そんな大事な工程も、パンを軽くトーストするだけで、たった5分に短縮できます。
- オーブントースター(800W)で1分トーストする。
- 1の両面を2分半ずつ、合計5分ほど卵液に浸す。
梶田さんによると、軽くトーストして水分を飛ばすと、パンに卵液が染み込みやすくなります。
このようにすると、お店が開きたくなるくらい、ふわふわのフレンチトーストができるそうです。
ちなみに材料は、卵・牛乳・砂糖というシンプルな組み合わせでOKです。
パサパサになった食パンをふっくらさせる方法
最後に、パサパサになった食パンをふっくらさせる方法をご紹介します。
梶田さんによると、パンをアルミホイルで包んでトーストすると、柔らかくふわふわにすることができます。
- 食パンをアルミホイルで包む。パンの両面に均一に熱が入るように、耳のまわりでアルミホイルをしっかり閉じる。(アルミホイルの包み方は、上の写真を参考にしてください。)
- オーブントースター(800W)で2分加熱したらできあがり。
パンから出た水分が、アルミホイルの中で対流するため、水分を逃さずに焼き上げることができるのだそうです。
ちょっとした工夫で、食パンはもっと美味しくいただくことができるんですね。
ところで当サイトでは、テレビで話題になった食パンのレシピをたくさん紹介しています。
その中でも特に人気があるレシピを数十品まとめた「食パンの美味しい食べ方まとめ」も合わせてご覧ください。
またプロがすすめる「トーストの上手な焼き方」や「パンの上手な保存方法」も参考にしてください。