四川料理の名店「スーツァンレストラン陳」の総料理長、菰田欣也シェフがすすめる、餃子のレシピご紹介します。
ポイントは、タネの作り方と加熱方法にあります。
タネは、ひき肉だけをまずよく練ってから、野菜と調味料を加えます。
隠し味にトマトを加えると、ジューシーに仕上がります。
餃子の加熱方法は、蒸してから焼くです。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」2015年7月12日放映)
餃子を上手に作るコツ
菰田さんによると、餃子を美味しく作るポイントは3つあります。
- タネ作りは、まずひき肉だけをしっかり練る。
- 隠し味としてトマトを加える。
- 蒸してから焼く。
この3つのポイント3について、簡単に説明します。
ひき肉だけを練る
菰田さんによると、餃子のタネを作る場合、ひき肉・調味料・キャベツを一度に混ぜ合わせるのはNGです。
肉にキャベツを入れてこねると、キャベツから水が出て、肉に味が入らなくなってしまいます。
肉にしっかり下味をつけるために、まずは肉をしっかりこねます。そして調味料を加え、肉に味をよく染み込ませます。最後に野菜を加えて混ぜたらタネの完成です。
タネにトマトを加える
またみじん切りにしたトマトをタネに加えると、ジューシーな餃子に仕上がります。
蒸してから焼く
餃子を焼く時は、まず冷たい状態のフライパンに油を引かずに餃子を並べます。
そして中火にかけ、フライパンが温まったら、焼く前に、湯を加えて餃子を蒸します。
ちなみに湯ではなく水を加えると、沸くまでに時間がかかるため、皮がベタベタになってしまいます。湯を加えて、短時間で蒸し上げましょう。
フライパンの水分が完全に蒸発したら、そこではじめてサラダ油を加え、最後に餃子の焼き色をつけて完成です。
以上の3つのポイントを踏まえ、菰田シェフの餃子のレシピをまとめると、次のようになります。
菰田シェフの餃子のレシピ
菰田さんがすすめる、家庭でも簡単に作れる、美味しい餃子のレシピです。
なお分量はありません。
詳しい分量が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
タネの作り方は若干異なりますが、今回のものと良く似た菰田さんの餃子のレシピを、分量入りで紹介しています。
豚ひき肉 | |
キャベツ | |
長ネギ | |
トマト | |
おろしショウガ | |
塩・コショウ | |
醤油 | |
オイスターソース | |
餃子の皮 | |
サラダ油 |
- ひき肉をボールに入れ、粘りが出て全体がピンク色になるまで、手でしっかり練る。
- おろしショウガ・塩・コショウ・醤油・オイスターソースを1に加え、よくこねて肉に味をつける。
- みじん切りにしたトマトを2に加え、よく混ぜる。
- 細かく刻んだキャベツ・ネギを3に加え、よく混ぜる。これでタネの完成。
- タネを皮で包む。
- 冷たい状態のフライパンに、油を引かずに餃子を並べる。中火にかけてフライパンを温める。ここに湯を適量加え、餃子を5分ほど蒸す。
- フライパンの水分を完全に蒸発させたら、サラダ油をまわしかける。ガスの火はムラがあるので、均一に焼き目をつけるために、フライパンをたまに動かしながら焼く。1分ほどかけて餃子に焼き目をつけたら、できあがり。
このような手順で作ると、中はジューシーで皮はカリッとした、お店で出てくるような美味しい餃子に仕上がるそうですよ。