
お弁当のプロ、塩見英生さんがすすめる、冷めても美味しいハンバーグの作り方をご紹介します。
塩見さんは、1日200個ものお弁当を販売している「横浜洋食弁当 プクプク亭」の社長さんです。
お弁当にしても美味しいハンバーグを作るには、タネ作りにひと手間かけます。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」主婦とプロの差 冷めても美味しいお弁当 2015年9月20日放映)
お弁当のハンバーグの作り方
塩見さんによると、冷めても美味しいハンバーグを作るポイントは次の3つです。
- タネに加える玉ネギを炒めたら、冷蔵庫で冷やす。
- タネに牛乳を加える。
- タネにサラダ油を加える。
3つのポイントについて、その理由を説明します。
まず1つめの玉ネギの扱い方について。
タネに加える玉ネギは、炒めてすぐにひき肉に加えるのではなく、冷たくしてから合わせます。
玉ネギを温かいまま加えると、ひき肉の温度が上がってしまうため、ひき肉から水分と肉汁が出てしまいます。
ハンバーグをジューシーに仕上げるための、ひと手間です。
ちなみにフレンチのシェフ・水島弘史さんによると、肉は30度くらいになると、早くも加熱した状態になってしまうとか。
肉は意外とデリケートなようです。
玉ネギは、しっかり冷やしてからタネに加えましょう。
2つめは、タネに牛乳を加えること。
ハンバーグのタネに、牛乳で湿らせたパン粉を加える方は多いと思いますが、塩見さんは、パン粉とは別に、少し多めの牛乳をそのままタネに加えていました。
牛乳を加えて繋ぎを多くすることで、冷めても美味しく、しかも箸で切りやすい、お弁当にぴったりのハンバーグが作れるそうです。
また牛乳には、肉の臭みを取る効果もあるようです。
3つめは、タネにサラダ油を加えること。
油がひき肉をコーティングすることで、肉汁や旨味をしっかり閉じ込めた、美味しいハンバーグが作れます。
以上の3点を踏まえてハンバーグのレシピをまとめると、次のようになります。
弁当のプロが教えるハンバーグのレシピ
お弁当のプロがすすめる、ハンバーグのレシピです。
玉ネギ
卵(全卵)
生パン粉
牛乳
塩・コショウなどの調味料
サラダ油
- 玉ネギをみじん切りにし、飴色になるまで炒める。
玉ネギを皿に取り出し、そのまま冷蔵庫に入れて冷やす。 - ボールにひき肉を入れ、1・卵・生パン粉・牛乳・サラダ油・調味料を加え、手でよくこねる。
- 2をハンバーグの形に丸め、フライパンで両面を6分ほど焼いたらできあがり。
このようにすると、箸で簡単に切れる上に、冷めても肉汁たっぷりの、お弁当にしても美味しいハンバーグができるそうですよ。