チョコレートケーキのレシピをご紹介します。
おうち料理研究家の藤原美樹さんが考案したレシピです。
スポンジ生地は、オーブンで焼くのではなく、フライパンで蒸します。
フライパンでもふわふわの生地が作れるので、自宅にオーブンが無いという方には、特におすすめです。
また、調理時間は70分かかりますが(生地を冷ます時間を除く)、材料費は1ホール264円程度で済みます。
6人で十分満足できる量なので、かなり安上がりです。
しかも、とても美味しくできますよ。
(一部情報元:フジテレビ「バイキング」かさ増し節約レシピ 2015年12月11日放映)
「チョコレートケーキ」のレシピです。
このケーキの調理には、底が抜けない直径18センチのケーキ型1台と、直径26センチ・深さ8センチくらいの大きいフライパン(もしくは鍋)が必要です。
材料
卵 | 3個 |
砂糖 | 90g |
サラダ油 | 大さじ2 |
水 | 大さじ2 |
バニラエッセンス | 2振り |
薄力粉 | 80g |
ココアパウダー(無糖) | 10g |
ベーキングパウダー | 3g |
生クリーム | 1パック(200cc) |
チョコシロップ | 大さじ4 |
ココアパウダー(無糖) | 大さじ3 |
砂糖 | 大さじ2 |
板チョコレート | 1枚(55g) |
ココアパウダー(無糖) | 適量 |
作り方
生地を混ぜる
卵(3個)は卵白と卵黄に分け、卵白は冷蔵庫で冷やしておきます。
そして、卵黄(3個)・砂糖(45g)・サラダ油(大さじ2)・水(大さじ2)・バニラエッセンス(2振り)をボールに入れます。
ボールに入れたら、上の写真のように、卵黄が白くなってモッタリとするまで、ハンドミキサー(高速)で5分ほど混ぜます。
次に、卵黄を混ぜたボールに、薄力粉(80g)・ココアパウダー(10g)・ベーキングパウダー(3g)を、粉ふるいでふるいながら加えます。
続いて、泡立て器を使って、底からすくい上げるようにして、粉ぽさがなくなるまで混ぜます。
ちなみに、この工程は、泡立て器ではなく、ヘラを使っても良いと思います。
今度は、別のボールに卵白(卵3個分)を入れ、ハンドミキサー(高速)で軽く角が立つまで泡立てます。
そして、砂糖(45g)を2回に分けて加え、上の写真のように、角がしっかり立つまで泡立てます。
卵白を泡立てる時間は、合計で5分程度です。
次に、卵黄を混ぜたボールに、泡立てた卵白を加えて混ぜます。
まずは卵白の1/3量を加え、卵白の泡を潰さないようにしながら、底からすくい上げるようにして混ぜます。
卵白の1/3量がある程度混ざったら、この工程をあと2回繰り返します。
卵白の1/3量をさらに加えて混ぜ、最後に残りの1/3量を加え、粉っぽさが無くなるまで、泡を潰さないようにさっくりと混ぜます。
これで生地の材料をすべて混ぜ終わりました。
生地を蒸す
次に、生地を型に流します。
型は、直径18センチの底が抜けないものを使います。
また、型には、上の写真のようにクッキングシートを敷きます。
クッキングシートを敷いた型に、生地を流し入れ、竹串で表面をならします。
さらに、型をトントンと軽く2~3回テーブルの上に落とし、生地の中の空気を抜きます。
そして、型にアルミホイルをかぶせ、輪ゴムで止めて、密閉します。
続いて、ケーキ型をフライパン(もしくは鍋)に入れて蒸します。
使用するフライパンは、直径18センチのケーキ型がすっぽり入るくらいの大きさのものです。
ちなみに、藤原さんは「ティファール ウォックパン26cm」を使っていました。
上の写真で使っているフライパンは、藤原さんのと全く同じウォックパンです。
フライパンの上にふきんを敷き、その上にケーキ型をのせます。
ふきんをフライパンの上に敷く理由は、ケーキ型の底だけが熱くなるのを防ぎ、全体をなるべく均一に加熱するためだと思います。
そして、沸騰した湯をケーキ型の半分くらいまで注ぎ、フタをして45~55分加熱します。
ちなみに、私は、少し弱めの中火くらいで加熱しました。
生地を蒸す際のポイント
生地はオーブンで焼くのではなく、フライパンで蒸します。
生地に水蒸気が入ると膨らみにくくなるので、ケーキ型にアルミホイルをぴったりかぶせ、熱湯を注いだフライパンの上で加熱します。
アルミホイルを取り、竹串を刺しても何もつかなければ蒸し上がりです。
生地が竹串の先につく場合は、蒸し時間をあと5分追加します。
生地の蒸し上がりは、上の写真のようになります。
生地が膨らんで、被せていたアルミホイルに接触してしまったので、生地の上部中央は少しむけています。
でも、生地の上にクリームを塗ってしまうので、問題はありません。
ちなみに、蒸しあがった生地の表面は、蒸気で少しベトベトしています。
そのため、一見すると火が通っていないように感じるかもしれませんが、竹串に生地がついてこなければOKです。
蒸しあがった生地は、型ごとテーブルに2回落とし、型をはめたまま1時間おきます。
蒸したての生地は少しベトベトしているので、単に冷ますだけでなく、表面を乾燥させる目的もあります。
完全に冷めたらひっくり返し、型から生地を取り出します。
これで生地ができました。
クリームを作る
ここからはクリームを作ります。
まず、生クリーム(1パック)、チョコシロップ(大さじ4)、ココアパウダー(大さじ3)、砂糖(大さじ2)をボールに入れ、ハンドミキサーで泡立てます。
そして、上の写真のように、角がピンと立つくらいの8分立てにします。
クリームができたら、スポンジ生地が完全に冷めるまで、冷蔵庫に入れておきます。
飾りつけをする
スポンジ生地とクリームが揃ったら、最後にケーキのデコレーションをします。
まず、生地を横に切り、半分にします。
そして、下の生地の上面に、クリームの1/4量を塗ります。
次に生地を2枚重ね、生地の表面全体に1/2量のクリームを塗ります。
仕上げにケーキの側面に、フォークなどで横線を入れます。
そして、ケーキの上面の中央部分に、刻んだ板チョコをのせます。
さらに、残りのクリーム(1/4量)を絞り袋に入れ、ケーキの上面のまわりを1周ぐるっと飾ります。
最後に、絞ったクリームの上に、茶こしを使ってココアパウダーをふりかけたら完成です。
もうすぐクリスマスなので、クリスマスケーキ風の飾りも添えてみました。
ちなみに、このケーキは、食べる前に冷蔵庫で3時間ほど冷やすと良いそうです。
フライパンで作ったスポンジ生地は、しっとりふわふわに仕上がります。
蒸して作った生地ですが、泡立てた卵白にベーキングパウダーを補っていることもあり、普通にオーブンで焼いたスポンジと同じくらい、軽くてふんわりしています。
このケーキを作るポイントは、ケーキ型がすっぽり入るくらいの、大きいフライパン(もしくは鍋)を用意することです。
すでにお伝えした通り、このケーキを作るには、直径26センチ・深さ8センチくらいの大きいものが必要です。
それさえあれば、このケーキはけっこう簡単に作れます。