料理研究家の若山曜子さんが考案した、「ポップオーバー」のレシピをご紹介します。
「ポップオーバー」とは、小麦粉に卵や牛乳を加えて焼き上げた、デニッシュのこと。
イースト菌やベーキングパウダーは使わず、卵が熱で膨張する力を利用して膨らませます。
シュー生地のような軽い食感と、バター控えめのヘルシーさが近年注目され、ニューヨークなどでメニューに取り入れるカフェが増えているそうです。
また日本でも、昨年(2015年)から料理本が多数出版されています。
若山さんは、そのうちの一冊である「はじめてのポップオーバーBOOK」というポップオーバーの料理本を執筆しています。
若山さんによると、ポップオーバーは、家に常備してある材料で、簡単に手作りすることができます。
材料を混ぜて、オーブンで焼くだけです。
基本のポップオーバーのレシピの他に、ポップオーバーを使ったスイーツ「ストロベリーレアチーズ」の作り方も合わせてお伝えします。
(情報元:TBSテレビ「あさチャン」あさプラ 2016年1月6日放映)
ポップオーバーの作り方
まずご紹介するのは、基本的な「ポップオーバー」の作り方です。
薄力粉 | 50g |
砂糖 | 小さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4 |
卵(Mサイズ) | 1個 |
牛乳 | 80cc |
バター(またはオイル) | 小さじ1 |
- 【下準備】卵は常温に戻し、溶きほぐす。
牛乳は耐熱容器に入れ、電子レンジで20秒加熱して人肌程度に温める。
バターは耐熱容器に入れ、電子レンジで15秒加熱して溶かす。
型にはバター(もしくはオイル)をたっぷり塗る。
オーブンは、天板ごと220度に温める。 - 薄力粉・砂糖・塩をボールに入れ、泡立て器で円を描くように混ぜ、ダマをなくす。
- 牛乳と卵をよく混ぜる。
- 3を少しずつ2に加えながら、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
- 4にバターを加え、全体をしっかり混ぜ合わせる。
- 5のボールにラップをし、10分以上生地を休ませる。
- 生地を3等分して、型に流す。(型に入れる生地の量は、型の高さの半分程度にとどめる。)
- 220度に温めたオーブンで15分焼き、さらに温度を170度に下げて20分焼いたら出来上がり。(途中でオーブンを開けるとしぼんでしまうので注意。)
型から外す時は、ナイフを生地と型の間に入れ、回転させるとよい。
生地を混ぜた後は、しばらく休ませると、膨らみやすくなるそうです。
また焼いている最中にオーブンを開けてしまうと、せっかく膨らみ始めたポップオーバーがしぼんでしまうようなので、注意しましょう。
ストロベリーレアチーズの作り方
続いて、若山さんが考案した、ポップオーバーで作る「ストロベリーレアチーズ」のレシピをご紹介します。
材料を混ぜ、ポップオーバーの空洞に詰めるだけで完成です。
ポップオーバー | 1個 |
クリームチーズ | 50g |
生クリーム | 100cc |
砂糖 | 小さじ1 |
ハチミツ | 大さじ1 |
イチゴ | 2~3粒 |
粉砂糖 | 適量 |
ミントの葉(好みで) | 適量 |
- ポップオーバーは、上1/3ほどのところで横に切る。生クリームは、砂糖を加えて泡立てる。イチゴは縦半分に切る。
- 生クリーム・クリームチーズ・ハチミツを混ぜる。
- ポップオーバーの下2/3の空洞の中に、2とイチゴを詰める。
- ポップオーバーの上1/3の上面に、粉砂糖をふる。
- 3の上にミントの葉を飾り、4を添えたらできあがり。
ポップオーバーは、このようにフルーツやクリームと合わせて食べる他にも、野菜やハムといった具を詰めて、サンドイッチ風にしても美味しいですよ。
※ポップオーバーのレシピを、以前このブログで、もう1つ紹介したことがあります。
テレビ番組「グッド!モーニング」で話題になった、「ポップオーバーの基本の作り方」です。
リンク先も合わせて参考にしてください。
画像引用元:popovers by Stacy Spensley、Popovers! by Ann Larie Valentine