家事えもんこと、タレントの松橋周太呂さんが考案した、チヂミのレシピをご紹介します。
「和風チヂミ」です。
おでんと白菜を使って作ります。
おでんの具は魚のすり身を使っているので、細かく切って、エビやイカといったチヂミの具材の代わりにします。
またおでんのつゆも、無駄なく使います。
生地に加え、出汁の味を染み込ませます。
そして白菜は、芯と葉を別々に使います。
芯は生地に混ぜる具として使い、食感をいかします。
葉はみじん切りにして、おでんのつゆと合わせ、優しい味のタレを作ります。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2016年1月7日放映)
和風チヂミの作り方
「和風チヂミ」のレシピです。
ごく一般的なチヂミは、おろしたジャガイモで生地のモチモチ感を出しますが、「家事えもん流 和風チヂミ」は、ジャガイモをおろす手間を省き、片栗粉で代用します。
片栗粉は、ジャガイモのデンプンで作られています。
なお分かりにくい工程は、後ほど写真をもとに説明します。
おでんの具 | ちくわ・大根・こんにゃく・さつま揚げ・ごぼう巻き・昆布などを適量 |
白菜の芯 | 2枚分 |
小麦粉 | 70g |
片栗粉 | 20g |
おでんのつゆ | 100ml |
白菜の葉 | 2枚分 |
おでんのつゆ | 150ml |
片栗粉 | 大さじ1 |
水 | 大さじ2 |
ゴマ油 | 大さじ1 |
- おでんの具は、1センチ角に切る。白菜の芯も、1センチくらいの大きさに切る。白菜の葉は、みじん切りにする。
- 【生地を作る】小麦粉と片栗粉をボールに入れ、軽く混ぜる。おでんのつゆを加え、泡立て器で混ぜる。
- 2におでんの具と白菜の芯を加え、よく混ぜる。
- 温めたフライパンにゴマ油を引き、3を入れ、平たい円形に整える。両面をこんがり焼く。
- 【タレを作る】タレの材料すべてを鍋に入れ、よく混ぜて火にかける。ヘラで混ぜながら、とろみが出るまで加熱する。(味が薄い場合は、塩を補う。)
- 4を食べやすい大きさに切り、皿に盛る。5をかけたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
和風チヂミを作ってみた
【工程1】
まずおでんの具と白菜を切ります。
おでんの具は1センチ角に、そして白菜の芯も1センチくらいの大きさに切ります。
白菜の葉は、みじん切りにします。
ちなみに使用するおでんの具の量は、大きさにもよりますが、チヂミ2枚分(レシピ通り)で6個くらいが適当だと思います。
【工程2】
続いてチヂミの生地を作ります。
まずは小麦粉と片栗粉をボールに入れ、軽く混ぜます。
チヂミの生地には、片栗粉を加えます。
ごく一般的なチヂミは、おろしたジャガイモを加えて作りますが、片栗粉はジャガイモのデンプンでできているため、その代わりとして使うことができます。
片栗粉を使うと、ジャガイモをすりおろす手間が省けます。
そしておでんのつゆを加え、泡立て器などで混ぜます。
チヂミの生地は水ではなく、おでんのつゆで溶きます。
出汁の味が生地の中まで染み込んで、旨味が増します。
【工程3】
次に、おでんの具と白菜の芯を生地に加え、よく混ぜます。
これでチヂミの生地が完成しました。あとは焼くだけです。
【工程4】
温めたフライパンにゴマ油を引き、生地を入れ、平たい円形に整えます。
火加減は中火くらいが良いと思います。
片面がこんがり焼けたら、ひっくり返します。
この生地には具材がたっぷり詰まっているので、少々ひっくり返しにくいかもしれません。
型崩れさせることなく簡単に裏返したい場合は、上の写真のように、フライパンの上で生地を滑らせ、いったん皿に取り出すといいですよ。
チヂミが皿にのったら、今度はその皿ごとひっくり返して、フライパンに戻します。
これは、おうち料理研究家のみきママがよく使うひっくり返し方です。
詳しくはコチラの記事の中ほどで説明しましたので、よろしければご覧ください。
生地が無事ひっくり返ったら、もう片面もこんがりと焼きます。
【工程5】
最後にタレを作ります。
みじん切りにした白菜の葉・おでんのつゆ・片栗粉・水を鍋に入れ、よく混ぜて片栗粉を完全に溶かしてから、火にかけます。
ヘラで混ぜながら加熱し、とろみがついたらタレの完成。
【工程6】
焼き上がったチヂミを食べやすい大きさに切り、タレをかけたら完成。
おでんのつゆが生地の中までしっかり染みた、とても美味しいチヂミが出来上がりました。
白菜の芯とおでんの食感が、気の利いたアクセントになっています。
白菜はシャキシャキ感が程よく残っていて、おでんは少し大きめに切っているので、プリっとした歯応えがあります。
余ったおでんを使うだけでなく、このチヂミを作るためだけにおでんを買うのもアリと思うくらい、家族にも好評でした。
調理も簡単なので、おすすめですよ。
ところで今回はおでんを使ってチヂミを作りましたが、家事えもんによると、キムチ鍋や寄せ鍋といった、他の鍋料理でチヂミを作ることもできるとのこと。
残ったつゆと具材を、上のレシピと同じように使います。
どんな鍋料理にも、応用が効くそうです。