動物の毛の研究している「ケケン試験認証センター」の丸茂征也さんによると、カシミヤは、家庭で手洗いしても縮まないそうです。
ウールと比べると高価なカシミヤですが、ウールが洗濯で縮みやすいのに対し、カシミヤは、繊維の凹凸が少ないので、家庭で洗っても大丈夫なのだとか。
今日は、丸茂さんがすすめる、カシミヤの洗い方をご紹介します。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」ウールとカシミヤのセーターの差 2016年1月18日放映)
カシミヤのセーターの洗い方
丸茂さんがすすめる、カシミヤの洗濯の仕方です。
洗剤は、「中性」と表記されたものを使用します。
カシミヤ(セーターなど) | 1枚 |
中性洗剤 | 適量 |
30度くらいの湯 | 適量 |
バスタオル | 2枚 |
- セーターが完全に浸かるくらいのたっぷりの湯(30度くらい)を用意し、中性洗剤を適量加え、よくかき混ぜる。
- 【洗い】折りたたんだままのセーターを2に入れ、上から手で軽く押さえ、3~4秒ほど湯に馴染ませる。
続いて20~30回くらい、持ち上げ洗いをする。(セーターを湯につけて出すという作業を、20~30回くらいゆっくりと繰り返す。その際に押し洗いをすると、汚れが繊維の中に入ってしまうので、絶対にしない。) - 【すすぎ】30度くらいのたっぷりの湯を用意し、再び20~30回くらい持ち上げ洗いをしながら、2をすすぐ。
- 【脱水】3を絞らずに、バスタオルの上にきれいに広げる。さらにその上に、もう1枚のバスタオルをかぶせる。
セーターをバスタオルごと折りたたみ、端から筒状に巻く。
このまましばらく置き、セーターの水気をバスタオルで吸い取る。 - 【乾燥】セーターをバスタオルから取り出し、日陰で平干しして乾かす。
このように洗濯すると、カシミヤは縮まないそうです。
ところでカシミヤは、ウールとくらべると、かなり暖かく感じられるのが特徴とか。
原料となるカシミヤヤギの産毛は繊維が細く、風を通しにくいため、暖かさの差が出るのだそうですよ。
多少高価でも、暖かく、しかも手洗いできるのであれば、カシミヤを選ぶ価値がありますね。