
料理研究家の長谷川りえさんが考案した、「鶏つくね丼」のレシピをご紹介します。

長谷川さんは、「青空ピクニック弁当」をはじめとした、お弁当のレシピ本を執筆しています。
長谷川さんの「鶏つくね丼」の特徴は、3つあります。
1つは、つくねを茹でること。
焼くよりも時短になり、焦げ付く心配もありません。
2つめは、みじん切りにした野菜を、つくねにたっぷり練り込むこと。
野菜をたくさん加えると、冷めても柔らかいつくねが出来ます。
3つめは、つくねの茹で汁を使って、スープも作ること。
15分程度の調理時間で、一食分の料理が一度に作れます。
(一部情報元:TV「バイキング」坂上忍の時短!簡単!節約!晩ごはん 2016年1月21日放映)
鶏つくね丼の作り方

長谷川さんの「鶏つくね丼」のレシピです。
なおレシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
鶏ももひき肉 | 200g |
ニラ | 25g |
赤パプリカ | 20g |
卵黄 | 1個 |
塩 | 少々 |
醤油 | 少々 |
片栗粉 | 大さじ1と1/2 |
砂糖 | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ3 |
みりん | 大さじ1 |
ブロッコリー | 1/4株 |
ご飯 | 茶碗1杯分 |
卵黄 | 1個 |
刻み海苔 | 適量 |
中華スープの素 | 大さじ1 |
レタス | 2枚 |
- 鍋に900mlの湯(分量外)を沸かす。
ニラとパプリカは、みじん切りにする。ブロッコリーは、小房に切る。 - つくねの材料すべてをポリ袋に入れ、手でよく混ぜる。
- 2の袋の端を3センチほど切り、中身をスプーンの上に絞り出し、沸騰した湯の中に入れる。
続いてブロッコリーも加える。
つくねが浮いてきたら、つくねとブロッコリーをすくい、ザルに上げる。そのまましばらく水気を切る。(茹で汁は、捨てずにそのまま取っておく。) - 鍋に残ったつくねの茹で汁に、中華スープの素を入れる。
沸騰したら、手でちぎったレタスを加え、火を止める。 - フライパンにタレの材料すべてを入れ、中火にかけ、つくねを加える。
とろみがつき、つくねにタレが絡んだら火を止める。 - ご飯を器に盛り、刻み海苔をのせる。
さらにその上に5をのせ、ブロッコリーと卵黄を添えたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
鶏つくね丼の作り方

【工程1】
まず野菜を切ります。
ニラとパプリカはみじん切りに、ブロッコリーを小房に切ります。
ブロッコリーを小房に分ける方法
ちなみに、みじん切りにしたニラとパプリカは、鶏ひき肉に混ぜ、つくねにします。
そして、鍋に900mlの湯を沸かしておきます。

【工程2】
次に、つくねの材料すべて(鶏ひき肉・ニラ・パプリカ・卵黄・塩・醤油・片栗粉)をポリ袋に入れ、手でよく混ぜます。
これで、つくねのタネが完成しました。
つくねには、みじん切りにした野菜を、たっぷり練り込みます。
野菜をたくさん加えると、冷めても柔らかい、つくねが出来ます。お弁当にもぴったりです。

【工程3】
次に、つくねを茹でます。
上の写真のように、袋の端を3センチくらい切り、中身をスプーンの上に絞り出し、沸騰した湯の中に入れます。

つくねを鍋の中に入れたら、続いてブロッコリーも加えます。
そして、つくねが浮いてくるまで茹でます。
つくねは、焼かずに茹でます。
茹でる方が、調理時間の短縮になり、焦げ付く心配がありません。

つくねとブロッコリーが茹で上がったら、鍋からすくい出し、ザルに上げます。
鍋に残った煮汁は、あとでスープを作るので、取っておきます。
つくねとブロッコリーが茹で上がったら、いったんザルに上げます。
水気をしっかり切ると、あとでタレがよく染み込みます。

【工程4】
今度は、付け合わせのスープを作ります。
つくねの茹で汁に、中華スープの素を加えます。
茹で汁が沸騰したら、手でちぎったレタスを加え、火を止めます。
これでスープが完成。
茹で汁は、肉やニラなどの旨味が残っているので、そのままスープに使います。

【工程5】
最後につくねにタレを絡めます。
フライパンにタレの材料すべて(砂糖・醤油・みりん)を入れ、中火にかけます。
そして茹でたつくねを加え、タレを絡めます。とろみがついたら火を止めます。

ご飯を器に盛り、その上に刻み海苔を散らします。
そして海苔の上につくねをのせ、ブロッコリーと卵黄を添えます。
レタスのスープを、器に注いだらできあがり。

つくねは、ちょっと甘めの味付けで、子供には特にウケそうです。
またつくね食感は、フワフワ。豆腐を連想させるほどの柔らかさに仕上がります。
うちの夫は、「これ美味しいね」と何度も言いながら食べていました。
かなり気に入った様子でした。

スープは、優しい味付けです。
このスープ&つくね丼を試食した、タレントの坂上忍さんは、「このスープにはラー油が合う」とおっしゃっていましたが、私もそう思いました。
大人向けには、辛さなどのアクセントを少し加えると、より食べ応えが出ますよ。