パンの超時短レシピをご紹介します。
バタコやんこと、お笑いコンビ シンクロックの吉田結衣さんが考案した簡単パンです。
バタコやんは、パンシェルジュ2級の資格を持つパンのスペシャリスト。
バタコやんによると、パン生地はバターを加えなければ、わずか10分で発酵させることができるそうです。
このパンのトータルの調理時間はわずか35分です。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2015年12月3日放映)
バタコやんのパンの作り方
バタコやんのパンのレシピです。
調理のポイントは、パン生地にバターを加えないこと。
バターには、発酵を抑制する働きがあります。パン生地にバターを使わなければ、通常1時間以上かかる発酵の過程を、わずか10分ほどに短縮することができるそうです。
レシピの分かりにくい工程は、後ほど写真をもとに説明します。
強力粉 | 300g |
砂糖 | 25g |
塩 | 3g |
ドライイースト | 3g |
水 | 180~200ml |
バター | 適量 |
あんこやカレーなどの具 | 適量 |
- 【パン生地を作る】ボールに強力粉・砂糖・塩・ドライイーストを入れ、少しずつ水を注ぎながら手で混ぜる。(生地の様子を見ながら、水の量を加減する。)生地がまとまるまで、5分ほど手でこねる。
生地をラップで包み、常温で10分寝かせる。 - 【パン生地で具を包む】パン生地をこねながらガス抜きをし、6等分して丸める。めん棒(ラップの芯で代用可)で伸ばす。
あんこやカレーなど好みの具を、パン生地で包む。 - 【パンを焼く】温めたフライパンにバターを引き、片面を弱火で10分焼く。ひっくり返し、フタをして、もう片面は10分蒸し焼きにしたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
超時短パンの作り方
【工程1:パン生地作り】
まずパン生地を作ります。
強力粉・砂糖・塩・ドライイーストをボールに入れ、少しずつ水を注ぎながら手で混ぜます。
水の量は、180~200mlくらいの間で調整してください。
生地がまとまりそうになったら、そこで水を加えるのを止めます。
次に、生地を5分ほど手でこねます。
そして生地をラップで包み、常温で10分ほど寝かせます。
パン生地は、バターを加えずに作ります。
発酵を抑制する働きがあるバターを使わないことで、通常1時間以上かかる発酵の過程を、わずか10分ほどに短縮します。
【工程2:パン生地で具を包む】
パン生地の発酵が終わったら、パンを成形します。
まずパン生地を軽くこね、ガス抜きをします。
そして6等分し、それぞれを丸めます。
次に、めん棒を使って、生地を伸ばします。
生地の中央から端に向かってめん棒を動かすと、生地がうまく伸びます。
簡単に手で伸ばしても良いと思います。
パン生地を手くらいの大きさに伸ばしたら、上の写真のように、親指と人差し指の間に皮をはめ、具を入れます。
ちなみに私は、具材を2種類用意しました。
1つは、あんこ。もう1つは、カレー(とろけるチーズを混ぜたもの)です。
具をたっぷり入れたので、パン生地は、1個が7センチくらいの大きさになりました。
成形し終えたら、すぐに焼きます。
【工程3:パンを焼く】
ここからいよいよ、パンを焼いていきます。
温めたフライパンにバターを引き、片面を弱火で10分焼きます。
パン生地を発酵させる段階でバターを加えなかった分、焼く時に、バターの風味をプラスします。
片面がこんがり焼けたらひっくり返し、今度はフタをして10分蒸し焼きにします。
パン生地の側面は火が通りにくいので、まわりを触ってパンらしい膨らみが感じられるまで、弱火で気長に焼いてください。
ちなみに私は、パン生地に火が通りにくかったので、側面もフライパンに当てて焼きました。
お皿に盛ったら、できあがり。
発酵時間はとても短いのですが、パン生地はちゃんと膨らみました。
ただ、発酵時間をしっかり設けたパンとくらべると、少し重たい感じはあります。
おやきみたいな、どっしりとしたパンです。
1つ食べるだけでも、満腹感がありますよ。
食感は、外はカリッと硬めに、中はモチっと柔らかく仕上がります。
またパン生地の風味も、しっかり発酵させたパンとくらべると、やや乏しいです。
でもベーキングパウダーで手軽に膨らませたパンよりは、食べ応えがあると思います。
これが、あんパンの断面です。
たっぷり詰めたあんの重みに負けず、パン生地は、わずかながらも膨らんでくれました。
私はパンに高さを出しましたが、もう少し平たく成形すると、火が通りやすいと思います。
こちらは、カレーチーズパンです。
カレーのルウがゆるかったので、チーズを足してパンに入れてみました。
ちなみにパンの具は、グラタン風にするのもおすすめですよ。
ところでバタコやんによると、このパン生地は、発酵の過程を省いているので、半日くらい置くと硬くなってしまうとのこと。
確かに冷めると硬くなります。
焼きたてを食べるのが、おすすめですよ。