料理研究家の野上優佳子さんが考案した、お弁当にぴったりの卵焼きのレシピを5品ご紹介します。
めかぶとオクラで作る「ねばねばコンビ玉子焼き」と、冷凍ポテトを使った「スペイン風玉子焼き」。
そしてサンマの缶詰をうなぎの蒲焼きに見立てた、「う巻き風玉子焼き」。
さらに「なめたけ玉子焼き」と「しば漬け玉子焼き」です。
1週間(5日)分のお弁当のレシピになっています。

なお野上さんは「お弁当づくりの地頭がよくなる お弁当のセカイ」をはじめとした、お弁当の本を執筆しています。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス!」弁当の達人が教える、玉子焼き1週間アレンジ 2016年3月22日放映)
「ねばねばコンビ玉子焼き」
まず最初にご紹介するのは、めかぶとオクラで作る、「ねばねばコンビ玉子焼き」です。
オクラ | 2本 |
味付きめかぶ | 50g |
卵 | 2個 |
サラダ油 | 適量 |
- オクラを板ずりし、粗みじん切りにする。(ちなみに「板ずり」とは、塩少量をふって、オクラをまな板の上で転がすこと。塩味が馴染み、表面が柔らかくなります。)
- めかぶ・卵・1をボールに入れ、よく混ぜる。
- 温めたフライパンにサラダ油を引き、2を焼いたらできあがり。
【工程1】
オクラは少量の塩をふり、まな板の上で転がして、塩を馴染ませます。
そして粗みじん切りにします。
【工程2・3】
そしてオクラ・めかぶ・卵をよく混ぜ、サラダ油を引いたフライパンで焼きます。
菜箸などで卵を混ぜながら、全体に均一に火を入れます。
そしてヘラを使って、卵を端の方から折っていきます。
四角い形にまとめます。
食べやすい大きさに切ったらできあがり。
めかぶがたっぷりはいっているので、とても面白い食感に仕上がります。
とろとろ感の中に、コリコリっとした歯応えもあり、卵焼きとしてはかなり斬新です。
お味の方は、海藻の旨味が効いたダシ巻き卵のようですよ。
「なめたけ玉子焼き」
次にご紹介するのは、「なめたけ玉子焼き」のレシピです。
食材がシンプルなので、ゴマ油を使ってコクを出します。
なめたけ | 小さじ2 |
卵 | 2個 |
ゴマ油 | 適量 |
- なめたけと卵を混ぜる。
- 温めたフライパンにゴマ油を引き、1を焼いたらできあがり。
ゴマ油となめたけの風味が、良く合いますよ。
「スペイン風玉子焼き」の作り方
冷凍フライドポテトを卵焼きに加えても、美味しいそうです。
次にご紹介するのは、「スペイン風玉子焼き」のレシピです。
冷凍フライドポテト | 40g |
卵 | 2個 |
塩・コショウ | 少々 |
オリーブオイル | 適量 |
- フライドポテトを耐熱皿にのせ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で20秒加熱し、解凍する。
5ミリ幅に切る。 - 卵と1をボールに入れ、塩・コショウで味付けする。
- 温めたフライパンにオリーブオイルを引き、2を焼いたらできあがり。
ジャガイモがホクホクの食感に仕上がるそうですよ。
「う巻き風玉子焼き」
続いてご紹介するのは、「う巻き風玉子焼き」
サンマの蒲焼きの缶詰を、ウナギの蒲焼きに見立てて作ります。
調理のポイントは、2つあります。
1つは、さんまの缶詰の水気を、キッチンペーパーで軽く取ること。
さんまの水気が残っていると、卵から具が滑り落ちてしまうそうです。
2つめは、大葉を加えること。
大葉の風味がさんまの臭みをおさえ、味のアクセントにもなるそうです。
さんまの蒲焼き缶詰 | 2切れ |
卵 | 2個 |
大葉 | 2枚 |
サラダ油 | 適量 |
- さんまの蒲焼きをキッチンペーパーで包み、水分を軽く取り除く。
- 温めたフライパンにサラダ油を引き、溶き卵を流し入れ、そのまま半熟にする。
卵が半熟になったら、1を卵の中央に横に並べ、その上に大葉をのせる。
1と大葉を卵で包み、形を整えたらできあがり。
中身の味がしっかりしているので、卵の甘みが引き立つそうですよ。
「しば漬け玉子焼き」
最後にご紹介するのは、「しば漬け玉子焼き」のレシピです。
調理のポイントは、みりんで風味づけすること。
しば漬けの塩気がまろやかになり、卵の甘みが引き立つそうです。
しば漬け | 30g |
卵 | 2個 |
みりん | 小さじ2 |
サラダ油 | 適量 |
- しば漬け・卵・みりんを混ぜる。
- 温めたフライパンにサラダ油を引き、1を焼いたらできあがり。
柔らかくなったしば漬けが、とろっとした卵と一体化して、とても美味しいそうですよ。