一人暮らしや二人暮らしの小さな世帯で、自宅の近くにコインランドリーがある場合は、洗濯機は、絶対必要な家電ではないかもしれません。

「必要十分生活」という本の著者 たっくさんは、現在一人暮らしをしています。
洗濯機を持っていません。
洗濯機を使わない代わりに、下着とタオルは毎日手洗いし、残りのシャツやズボンなどは、週末にまとめて1回だけコインランドリーで洗濯しているそうです。
実は私も、独身の頃に、洗濯機を使わない生活を半年ほどしていたことがあります。
洗濯物は、すべて手洗いしていました。
洗濯機のない暮らし

たっくさんは「必要十分生活」という著書の中で、週に1回利用しているコインランドリーについて、次のように書いています。
厚生労働省によると、コインランドリーの施設数は増加傾向であり、2013年には、全国で1万6千店を超えました。
コンビニの店舗数が、全国に約5万店舗ありますから、だいたいコンビニ3軒に対して、コインランドリーが1軒くらいある計算になります。
コンビニ3軒に対して、コインランドリーが1軒。
賃貸アパートなどが点在する都心に集中しているものと思われますが、それにしてもコインランドリーって、意外と多いんですね。
もしかしたら毎日利用しているスーパーよりも、たくさんあるのかもしれません。便利ですね。
ところで、以前私は、洗濯機を使わない生活を半年ほどしていたことがあります。
当時は、同棲していた夫の分も含めて、2人分の下着や服を、毎日手洗いしていました。
ちなみに洗濯機を使わないと決めたきっかけは、バックパック1つで出かけた長期の海外旅行でした。
4ヶ月ほどのアジア諸国を巡る旅で、私は、固形石鹸1個だけで、髪や体だけでなく、服も手洗いしていました。
はじめは、荷物を減らすことが目的でしたが、石鹸1個に慣れてくると、不思議と肩の荷が下りたような開放感で嬉しくなり、帰国してからも試してみようと思ったんです。
ところが、はじめて半年で挫折してしまいました。
日本で普通に暮らしていると、あれもこれもやりたいという感じになり、毎日1時間を費やしていていた洗濯の時間が、モッタイナイと思うようになりました。
環境が一変するだけで、洗濯に対する感じ方もガラッと変わるものです。
これが私の、半年間の洗濯機なし体験です。
ただ、この時私は、洗濯物すべてを手洗いしていました。
たっくさんのように、手洗いするのは下着くらいと決めて、後はコインランドリーに任せていれば、洗濯機が無いメリットやシンプルな生活を、もっと堪能出来たと思います。
ちなみに洗濯機を持たいないメリットは、2つあると思います。
まず1つは、家の中がすっきり広くなること。
住んでいる家がワンルームだったら、洗濯機の無い部屋の広さが、より実感できるのではないでしょうか。
そして2つめは、面倒なメンテナンスをしなくて済むこと。
定期的に洗濯機のクリーニングをする必要はありませんし、壊れた時に修理をお願いすることもなくなります。
洗濯機は生活に絶対必要だと考えがちですが、その思い込みを捨ててみると、意外と、もっと気持ちの良い生活が待っているかもしれませんよ。